イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ボードゲーム:王と暗殺者 紹介&感想

ボードゲームカフェでプレイしたボードゲーム「王と暗殺者(Tod dem Tyrannen!)」の紹介と感想です。

 

f:id:shogakuyonensei:20190115125955j:image

f:id:shogakuyonensei:20190116110839j:plain

f:id:shogakuyonensei:20190115130007j:image

概要

  • プレイ可能人数:2人
  • ルール説明時間:5~10分
  • プレイ時間:15~30分

 王陣営と村人陣営をそれぞれ担当して戦う2人用ゲーム。重税に苦しむ村人陣営は暗殺者を使って王の殺害を目指し、王陣営は王宮への帰還を目指します。

 王陣営は王+騎士7人の8コマ、村人は暗殺者3人を含む12人のコマをそれぞれ動かします。王陣営は村人12人のうち誰が暗殺者かわからないため、怪しい村人を推理してうまく攻撃を避けながら王宮を目指すことになります。各プレイヤーは与えられたアクションポイント(AP)を消費して動かします。APは主に移動に使いますが、王陣営は村人の逮捕や暗殺者の殺害、村人陣営は暗殺者による騎士や王の攻撃にも使います。攻撃するには暗殺者であることをカミングアウトする必要があるため、ただの村人のふりをしてなるべく近づいたところでカミングアウトし、スッと近づいて王を切りつけます。逆に、王陣営の方は怪しげに近づいてくる村人を事前に逮捕したり、王に近づけないようにうまく騎士を配置して守ります。1ターンに使えるAPや村人を逮捕できるタイミングがカードによってランダムに決まるため、状況を見て臨機応変に対応しながら「暗殺者が誰か」を鍵にした心理戦を行います。また、盤上には地面と屋根の区別があり、「屋根に上るには2AP必要だが屋根から降りるのは1APでよい」というルールがあるため屋根の使い方が重要です。

 

小学四年生の評価

たけ ☆1.5

 むるとやって2戦2敗。いまいち掴めないまま終わってしまった。苦手。どうも運要素が大きすぎる気がして気に食わない。むるはいろいろ考えてやってたようなので、僕が考え方を理解できなかっただけの気もする。序盤はほとんど勘で村人を逮捕するしかないが、そこで暗殺者を当てれるかどうかが勝敗に大きく影響しすぎるため、運要素が勝敗を左右しすぎるイメージになっている。逮捕できるタイミングもカードに依存するため、運要素が大きい。「王に攻撃可能なのに攻撃してこない」というのが暗殺者でないことを確信する唯一の方法だが、これはその村人が暗殺者だった場合には攻撃されているということなので、積極的に試すことはできず、結局運でしかないように思ってしまう。このゲームをやるならガイスターをやるべき。ガイスターはとてもいいゲーム。ガイスターは好き。ガイスターを見習ってほしい。

むる ☆3.5

  初プレイ。たけと王サイドと暗殺者サイドを交代して2戦やって2勝。ガイスターに似ている作品、ということで紹介されたが、個人的にはガイスターよりも好き。王サイドの場合、相手の怪しいコマを拘束できる距離を確保して牽制しつつ、兵士で王を守りながら道を作っていく。暗殺者サイドでは、いかに暗殺者を屋根に乗せるかがポイントであるように思った。屋根から降りる際にはAPを消費しないことと、暗殺者側の方がターンごとの総APが少ないため、最短距離で攻めないといけない。いかにダミーの村人を暗殺者に見せかけつつ、関係ない村人を邪魔になる位置に配置して兵士の動きを制限するかが重要か。運要素は確かにあるものの、相手の動きを見れば、おおよそどのコマが暗殺者なのかが分かる場面があり、ちゃんと駆け引き要素があった。非対称系ゲームの良作。

 

王と暗殺者 Tod dem Tyrannen! 並行輸入品

王と暗殺者 Tod dem Tyrannen! 並行輸入品