イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ボードゲーム:Shogun(将軍)紹介&感想

 バトルシステムが楽しすぎる、読み合いと戦略が重要なボードゲームShogun(将軍)」の紹介&感想です。

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概要

  • プレイ可能人数 3~5人
  • ルール説明時間 20~30分
  • プレイ時間 90~120分

 このゲームは戦国時代の日本が舞台です。各プレイヤーは将軍として自分の領地の拡大と発展を目指します。合戦のシステムが楽しすぎるので、その説明だけでも読んでください。

 ゲームの大まかな流れを説明します。ゲームの初めにドラフトに近い方法で領地を選び、立方体の軍隊コマを配置します。これが初期領地となります。その後、春夏秋冬2周分の計8ラウンドをプレイします。各ラウンドの最初には「作戦フェイズ」があり、自分のボード上に自分の領地のカードを配置していきます。配置した場所ごとにアクションが決まっており、次のフェイズではその領地に関してそのアクションが行われます。アクションは大きく分けて次の4カテゴリに分けられます。

  • 建設
    たくさん立てると勝利点に繋がる建物を建設する。お金がかかる。
  • 徴収
    領地の維持するのに必要な「米」や何かと必要な「お金」を領地から徴収する。領地によって税収量が異なる。同じ領地から税収を繰り返すと一揆が起こる。
  • 増兵
    お金を払ってその領地の軍隊コマの数を増やす
  • 進軍&合戦
    隣国に進軍し、そこが中立国の場合は地元農民と、他プレイヤー領地の時はそこの軍隊と合戦する

 このアクションが実行される順番は事前にランダムに決まっており、その順番を踏まえてうまくアクションを割り当てる必要があります。他のプレイヤーの行動も大きく影響するため、相手の狙いを読みながらうまく作戦を立てられるかがゲームの肝となります。

 次のフェイズでは、手版順をオークションで決めたのち、事前に決めた順で各プレイヤーのアクションを実行していきます。このような流れでゲームが進んでいき、年の終わりに条件に応じて勝利点が加算されていきます。

 

 なんといっても、このゲームの見どころはその合戦のシステムです。軍隊コマ同士が1対1で消滅しあうタイプのバトルは他のゲームでよくありますが、「shogun」ではそこに特殊なシステムが使われています。このタワーを使います。

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 合戦に参加する双方の軍隊コマをまとめてこのタワーに上から投入し、落ちてきた数が多かった方が勝ち、というシステムです。めちゃめちゃ盛り上がります。タワーの中には何段か仕切りのようなものあがり、そこに乗ったコマは下まで落ちてこないようになっています。なのでコマ数が多いほうが勝つ確率が高いものの、下剋上もあり得るという戦国時代仕様です。タワー内に残ったコマはそのまま残されるため、次以降のバトルでやっと下まで落ちて加勢してくれることも。徴収を控えていれば農民が合戦に加勢してくれたりと、アツイ展開が多いゲームです。

 読み合いと戦略が重要なゲームではありますが、バトルのたびにめちゃめちゃ盛り上がるので疲れを忘れて最後まで楽しめます。

 

小学四年生たちの感想

たけ ☆4.0

  バトルが楽しすぎる。Antike Ⅱなんかでも運隊同士が数で戦うシステムはあるけれど、そこにコマを落とすという物理装置によるランダム要素を組み込んだのはすばらしいアイデア。農民に加勢してもらった時の「農民~~~」というノリも楽しい。作戦を立てるフェイズではごりごりに考える必要があり、かなり時間がかかってしまった。ハウスルールで制限時間を設けたが過ぎてしまったほど。しっかりとした戦略ゲームだけれど、その中に楽しすぎるバトルシステムがあることでずっと盛り上がったまま楽しめるいいゲーム。作戦フェイズではみんな同時に考えて、そのあとはもう決まったアクションを実行してくだけなので、ダウンタイム(ゲーム中の待ち時間)も少なめかもしれない。買おうかな...。

 

むる ☆4.0

  重量級ゲーム。陣地を取って資源を生産し、隣接するプレイヤーと戦って陣地を拡大していく、という割とよくあるタイプのゲームだが、バトルシステムが画期的でめちゃめちゃおもろい。コマを投入するときのわくわくが半端じゃない。みんなで固唾をのんで見守るこの感じよ。この要素のおかげでバトルに不確実性がもたらされ、似たようなゲームとは異なるプレイ感になっている。ゲームが進むにつれて使えるコマがどんどん増えていくのと、陣地を取るとできることが増えていくのも楽しい。序盤はバトルしてもあまり割に合わないが、徐々にバトルがメインになってくる。

  たけ、ざわ、おれ、そして未来世紀サクライジンとシブヤの5人で集まり初プレイ。序盤のミスで陣地が一気に2つ消えたのは痛かったし、たけがミスをしたのだが、おれもそこにミスを重ねて2人で大損害になったのはつらかった。初期配置の運がよく、東側で固まって展開できたのはラッキーだったが、それにより逆に小さくまとまってしまってあまり攻めることができなかったのは反省。どんどんバトルした方がおもしろいので。赤がわたし。東国の主です。戦闘狂のシブヤ(黄)に襲われて中国・四国地方から亡命してきたジン(黒)をさっさと滅ぼしたいと思っている。シブヤが近くにいなくてマジでよかった。

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  たけ(青)が中盤に大きなミスをしたのと、ざわ(紫)が最後にたけの城を潰してくれたところに、騙し討ちのような形で後ろから攻め込んだことで優勝できた。ざわ、これが戦争やで。面白かったので是非またやりたい。コマを投入するだけで楽しいのでおすすめ。

 

Shogun Game

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