イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ボードゲーム:R-rivals 紹介&感想

読みあい特化のコンパクトな2人用カードゲーム「R-rivals」の紹介&感想です。 

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概要

  • プレイ可能人数 2人
  • ルール説明時間 5分
  • プレイ時間 5~20分

 両者8枚の同じカードを持った状態から始まります、同時に一枚ずつ出して勝敗を決めるラウンドを繰り返し、先に4勝したプレイヤーの勝利です。引き分けた場合は勝負持ち越しで、次勝った方が2勝分取ります。カードの強弱は基本的に左上に書かれた数字によって決まりますが、各カードに能力があります。

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  • 王子(7) :最強、姫にだけ弱い
  • 将軍(6) :次に出すカードの強さが2上昇する
  • 魔術師(5):相手カードの効果を無効にする
  • 大臣(4) :このカードで勝利した場合、2回勝利したものとして扱う
  • 暗殺者(3):数字の強弱が逆転する。ただし、王子相手には無効
  • 密偵(2) :相手は次の勝負で先にカードを出さないといけない
  • 姫(1)  :相手のカードが王子なら、4勝せずともゲームに勝利
  • 道化(0) :勝負を次の勝負に持ち越す

 残りの手札から次に相手がどのカードを出してくるかを予想し、それに勝てるカードを出し合う心理戦になります。

 例えば、次のような状況を考えます。

  • Aの残り手札:魔術師、大臣、姫、道化
  • Bの残り手札:王子、将軍、密偵、姫
  • 前の勝負でA「将軍」を出した

この状況では、前に出した「将軍」の効果によってAが次に出すカードは強さが+2されます。ここで、A目線では次のような作戦が考えられます。

  1. 「魔術師」を出す
     強さが+2された「魔術師」は、相手のカードのうち「将軍」「密偵」「姫」に勝つことができ「王子」に引き分けます。少なくとも負けることはないので「魔術師」を出すのはかなり安全な策です。
  2. 「姫」を出す
     Bが1の作戦を予想し、引き分けるために「王子」を出してくることを見越して「姫」を出すことでゲーム勝利を狙うパターンです
  3. 「大臣」を出す
     Bが1の作戦を予想しつつも、2の可能性もあるので「王子」を出すことはせず、ここでの負けを受け入れて他のカードを出すことを予想した場合の作戦です。その場合、こちらが強さ+2の「大臣」を出せば「密偵」「姫」には勝てますし、「将軍」にも引き分けです。勝てた場合は2勝分取れるのでかなりおいしいです。Bは基本的に1を予想してるので「魔術師」に「将軍」「密偵」を無効化されるよりは、Aの手札に「王子」がないため無用と化した姫を消費しに来る可能性も高く、勝率は高いと期待できます。

これまでの勝利数も大きな鍵となりますし、もっといろいろな作戦があるでしょう。このように相手の考えを読みながら、裏の裏の裏の...という読み合いが楽しめるゲームとなっています。

 

小学四年生たちの感想

たけ ☆4.0

 所有ゲーム。カイジのEカードのちゃんとした版。考えるきっかけがちゃんとあるからちゃんとしている。お手軽で、「読み合い」に特化したゲームなので、読み合いしたい!ってときにパッと楽しめるのでいい。ちゃんと考えようとすると「裏の裏の裏の...」が無限に続く。最後えいやっで決めてしまうのを運と言ってしまうと元も子もないし、カイジ的には最悪なので、ちゃんと各カードを出した場合の勝つ見込み、これまでの流れ、その後の残り手札の使い方なんかを考慮して最適手を導く努力をして楽しみたい。盛り上がるし、頭使う感じもあって、読まれて負けるといい悔しさのある良ゲーム。初手が一番迷う。

むる ☆3.0

  読み合いゲーム。複雑化したじゃんけんをやっている感じでもあるが、ボドゲ慣れしていない人にでもプレイでき、そこそこ盛り上がる。最初のうちはカードの出し方に性格が出る。「ラブレター」と同じカナイセイジによる作品で、プレイ感も似ている。おれはあんまり得意ではない。でもほぼ2徹してボドゲをしていたときに、自分でも分かるくらい勘が冴え渡っていて、ざわの出す手が読み切れたときがあった。脳に負担かかり過ぎて覚醒してしまったのかもしれない。

 

R-Rivals (アール ライバルズ)

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