イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ボードゲーム:ゲシェンク 紹介&感想

 コインを払ってマイナス点を押し付け合う、一風変わった競りゲーム「ゲシェンク」の紹介&感想です。

 

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概要

  • プレイ可能人数 3~5人
  • ルール説明時間 3分
  • プレイ時間 15~30分

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 使用するのはそれぞれ3~35までの数字が書かれたカードとコインです。各数字は一枚ずつしかありません。この数字はマイナス点であり、このマイナス点を押し付け合うゲームです。各プレイヤー同数のコインを持った状態からゲームスタートです。山札を一枚めくり、各プレイやー順に下記のいずれかの行動をします。

  • コインを一枚払う(払われたコインは場にたまる)
  • カードと場にたまったコインを受け取る

これをカードがなくなるまで繰り返します。終了時点での手持ちコインとカードによって次のように得点を計算します。

  1. 手持ちコインの枚数×1点
  2. カードの数字はマイナス点として合計
  3. ただし、連続した数字のカードを持っている場合、そのうち最も小さい数字だけをマイナスカウントし、他の連なった数字は無視する

この3番目のルールがゲームのポイントです。例えば自分が「25」を持っているときに場に「26」が出て、誰も「27」を持っていない場合、自分にとってはこの「26」は無害ですが他の人にとっては「マイナス26」になります。こういう時に「なるべくコインを場にためてから回収する」ことで点とコインを稼ぐことができます。

 手持ちコインがなくなると強制的にカードを取らないといけないため、コインが不足しないようにある程度カードを取っていく必要があります。コインがどの程度たまればカードを引き取ってもまだ「マシ」かという駆け引きが重要です。コインの所持数は互いに隠す情報ですので、相手のコイン残数を伺いながら、連番チャンスを活かして稼いで活きましょう。

 また、ゲームの最初に山札から9枚カードを抜いているため、必ずしも狙った連番カードが出てこないこともあり、運要素もあるゲームです。

 

小学四年生たちの感想

たけ ☆4.0

 所有ゲーム。めちゃめちゃよくできている。一回やればおもしろさがわかるので、とりあえずやってみてほしい。シンプルで簡単なのに奥深い。「次取ろうと思ってたのに!」と思ってばかり。コインが切れてしまった時の絶望感はやばい。自分のコインの残数をごまかすようなハッタリも重要で、そうしたコミュニケーションも楽しめるゲーム。9枚抜いたカードが何かはもう考えようがないので、運要素もわりと大きいが、そこが盛り上がりポイントでもある。「残りカードに連番になるものがあるかわからないが、勝つには行くしかない」という熱い展開がよくある。最近やらなくなってしまった。

むる ☆4.0

  完成度の高いゲーム。ルールだけ聞いてもどういうゲームになるのか想像しにくいところがあるが、一回やってみるとすぐに分かる。減点をいかにしのいでいくか、というゲームだが意外と息苦しさはない。最初に一定数のカードを抜くルールが肝で、3連番にして減点を回避しようと思っていたら中間のカードが入っていなかった、ということがままある。大人数だとランダム要素が強く、「勝つにはこれしかない」と言って博打で一位を狙うために31,32,33の連番を狙うやつが絶対に出てくる。完全に身内ネタで恐縮だが、深夜に連戦した際、「勝つには取るしかない」とみんなで言ってるうちに、いつの間にかみんな「勝つしかない」を連呼した出したのは頭悪くて楽しかった。ただ31と33を持っている状況で、コインを集めるためにパスを続けていると、コイン切れで受け取らざるを得ないプレイヤーがいて共倒れになることも。コインを切らすと思いの外大きなダメージを受けるので、いいタイミングでコインを補充し続けるのが大事か。軽量級ゲームの中では1位かも。

 

 

ゲシェンク (Geschenkt) 日本語版 カードゲーム

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