イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ボードゲーム:あやつり人形 紹介&感想

 個性的なキャラクターたちを操って街を発展させて競う、読み合いが重要な盛り上がりゲーム「あやつり人形」の感想&紹介です。 

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 概要

  • プレイ可能人数 :2~8人
  • ルール説明時間:10~20分
  • プレイ時間:30~60分

 

 このゲームでは個性的な能力を持ったキャラクターのカードを使用します。基本となる9枚のカードからラウンドごとに人数+1枚のカードをランダムに選びます。どのカードが余っているかはわかりません。そのカードをまとめて順に回し、中身を見ながら各プレイヤー一枚ずつ選んでいきます。ここで選んだカードの読みあいが重要になります。

 基本収入や手札に加えて、自分が選択したカードの効果を活かしながらコインをため、建物カードを建設して街を発展させます。キャラクターの効果は多彩で、自分の建物のカラーに応じて効果が増強されたり、手札を回復できるものがあるため、状況に応じた最適なキャラを選ぶことが重要です。しかしながら、その通りに読みやすい動きをすると痛い目にあうのがこのゲームです。

 このゲームのポイントは、妨害効果を持つキャラクターの存在です。その妨害効果には基本的に対象の指定を「キャラクター」で行います。特定のプレイヤーを名指しするのではなく、指定したキャラクターを選んだプレイヤーに対して効果が発揮されるのです。つまり、自分が取るキャラクターを推定されないようにし、また攻撃されそうなキャラクターを選ばないようにする必要があります。例えば「盗賊」というキャラクターは、指定したキャラを選んだプレイヤーの所持コインをすべて奪うことができるため、コインをたくさん持っているプレイヤーの選ぶキャラを見極める必要があります。勝ちそうなプレイヤーの建物を壊すことができる「将軍」というカードがありますが、「将軍」の効果は「司教」で防ぐことができます。しかし、「将軍」対策で安直に「司教」を取ってしまうと「暗殺者」に動きを封じられるかもしれません。

 新版の方ではキャラクターのバリエーションが豊富になり、さらに多彩なゲームとなりました。建物カードの特殊カードも華やかになったように思いまうす。

 

小学四年生たちの感想

たけ ☆3.0

 所有ゲーム。ラウンドごとの読み合いでそれなりに盛り上がりはするが、ゲーム性は荒い印象。わりとパーティゲームっぽい。夜中にやると楽しい。クラシックの方をプレイしたのち、大人数でできることを評価して新版を購入。クラシックの方では紫建物の特殊効果に関して「この効果とこの効果を同時に使うとどうなるのか?」という解決されない疑問がすぐ出てくるなど荒い印象があったが、新版ではマシになっているかも(よくは見ていない)。「暗殺者」や「将軍」による妨害に関して、妨害したプレイヤーに全く利益がない。特に「将軍」に関しては自己犠牲がすごい。妨害相手と一緒に後退するため相対的な順位の変動がなく、他のプレイヤーに対しては自己犠牲の分だけ単純に後退することになるため、率先して自分が妨害を行う理由が漢気しかない。このようにゲーム性の破綻ともいえる理不尽さがあるが、そこをパーティ要素として楽しむ努力と盛り上げ力があれば逆に大きく盛り上がれる。僕は一度、他のプレイヤーに自己犠牲による一位の妨害を煽り立て、そのプレイヤーが気合を入れて妨害用のコインを貯めたところに「盗賊」で「将軍」を指名し、その漢気コインをすべて奪い去るという最悪のプレイをしたことがあります。

 新版において新しいキャラを試していないので、おいおいそれもやってみたい。

むる ☆3.0

 たけハウスでのボドゲ会で一度だけプレイ。ゲームとしての完成度は微妙な気がする。一度リードを許すと逆転しにくいこともあるし、その割には妙に強いカードがあったりする。スタートプレイヤーがなかなか変わらないのも微妙。妨害が特定のプレイヤーを狙ったものになりがちなことから、キングメイカー問題も発生するし。ただパーティゲームとして考えればわいわい盛り上がれて楽しいのも事実。ゲーム性☆2.5にわいわいポイントを加えて☆3.0とします。新版ではキャラクターカードが増えているそうなので、また評価も変わってくるかもしれない。

 

あやつり人形クラシック 完全日本語版

あやつり人形クラシック 完全日本語版

 
あやつり人形新版 完全日本語版

あやつり人形新版 完全日本語版