イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ピアスをあけました

 どうも、たけです。ふと思い立ってピアスをあけました。左の耳たぶです。

 

 僕は生産性や合理性が気になる方で、変なこだわりが多いです。おしゃれのためにアクセサリーをつけることなんかも自分がやろうとは思わなくて、「腕時計はいいけどブレスレットはダメ」「マフラーはいいけどスカーフはだめ」というような自分ルールがあったりします。機能のために何かを身に着けるのはいいけれど、おしゃれのためにわざわざ何かを身に着けることはしない。髪形もセットせずにいい感じにはなってほしいけれど、わざわざセットすることは好まなくなりました。

 

 僕はファッションに限らずいろんな事に関していろいろ考えすぎてしまいますし、その結果いつも無難な、というか消極的な選択肢を選びがちです。それは「そういったノイズを無くして本職に集中する」みたいな言い訳によるもので、以前書いた食費節約の話なんかもそういう感じのものです。しかし、そんなことばかりしているとどんどん人生がつまらなくなるような心配もありました。特に僕はものづくりに興味があるのに、合理性ばかり好いているとアーティスト性が生まれにくいのではないか。それではつまらない人になってしまう。たまに人に誘われて自分では絶対に突撃できないような積極的な行動に巻き込んでもらうと、だいたい「やってよかった」となるので、そういう積極性だったりをもっと身につけたい気持ちがありました。もっと尖りたいというか。( HIP-HOPを聞くようになった影響も明らかにあります。)

 

 そんなわけで、そんな自分の優等生性や消極的な無難さに対するわかりやすいカウンターを求める気持ちが少しずつ育っていました。煙草は不便さと出費が大きいですし(何より僕はまだ小学四年生ですし)、タトゥーも世の中的にまだ不便さが大きそうです。そこでピアスがちょうどいいことに気づいて「ありやな」と思い始めました。2日ほど前にその気持ちがいよいよ盛り上がり、「無難さへのカウンター」を求めているのにここで無難に踏みとどまったら「無難さの肯定」でしかないし、もうこんなことをうだうだ考えてることがダサいので、考えるのをやめてとりあえず近所の病院を調べて今朝さくっと開けてきました。今は黒いボールがモチーフになったファーストピアスが入っています。ピアスと消毒液付きで3500円。じーんとはしていますが痛みはありません。

 

 ピアスを開けた後のプロセスですが、まずはファーストピアスを1か月半ほどつけ続けて穴を安定させる必要があります。たまに消毒したりくるくる回したりします。回してみましたが特に痛くありませんでした。血も全く出んし、耳たぶどうなってんねん。その間ファーストピアスは外せなくて、自由研究の発表会的なものがあったりするのでよくないかなとも思ったのですが、そういうのを気にせずつけてこそのカウンターなので気にしないことにしました。その後はもう少し棒が細いものに付け替え、本当に穴が安定する半年ほどはなるべくつけっぱなしにしておくのがいいらしいです。おしゃれというよりピアスが持つ文脈にひかれたからには、基本的に外に出るときは何かしらつけるつもりです。

 

 ピアス開けるなんて以前の自分では考えられませんでした。今の自分でも本当は考えにくいです。「ピアスする側の人間」になったことにワクワクしています。早く安全ピンとかつけたいです。