西川貴教 1st live tour "SINGularity" 感想
むるです。たけのいない間の記事を埋めています。やる気がなくなったらやめます。
もう1ヶ月前の話ですが、西川貴教のライブに行ってきました。会場はZepp Nagoyaです。たなと行く予定だったのですが、たなはゴールデンウィークに海外で浮かれてインフルエンザになって病欠です。雑魚め。金がないのと西川貴教名義の曲にそこまで魅力を感じていなかったこともあり、今ツアーは この名古屋公演のみです。以下感想。
開始前
残り15分を切った辺りからカウントダウンが始まった。
1.SINGularity
案の定これで始まる。
2.Roll The Dice
アルバム通りの順番。「うぉーうぉうぉー」みたいなやつの客のレスポンスがイナズマのときよりよかった。
3.Bright Burning Shout
サビ前のドラムがかっこよかった。
4.Hear Me
ここでMC。どうせ「Hear Me」にかこつけて曲に入るんだろなー、と思って聞いてた。ゆずの話とかしてた。西川貴教名義でドームでやりたいらしい。応援してねって話だった。ちょっとしんどいんじゃないかなーとも思うけど、どうなるんでしょうね。曲調的にそこまで受けるかなあ、という疑問。あと前からうっすら思ってたことが急に言語化されたんだけど、西川ちゃんのMC、たまに選挙演説っぽい。政治家っぽいとこあるんだよな。実際オファー来てるらしい。絶対やめてくれよ。みたいなことを考えてたら急に寸劇コーナーが始まった。AIと会話してる設定らしい。THE ONEみがある。喋り方がミュージカルというか、遊園地のアトラクションのスタッフの人っぽかった。この辺りから気分が暗くなってきた。
5.REBRAIN In Your Head
これはライブ向きの曲ですな。CDだとちょっと惜しい感じだったけどライブで化けた。
6. NOISE of RAIN
あれ、これ何の曲だっけ...となって思い出すのに少し時間かかった。澤野弘之とのコラボ曲。これもちゃんとやるのね。
7.awakening
茶番挟まってた。普通に歌ってくれ。
8.Be Affected
新サポートメンバーであるDJ Yamatoのソロからスタート。新メンバーだから見せ場作ろうとしてるのかな。曲自体も好きだしライブ映えするのでかっこよかった。後ろの女性が激しくヘドバンしてて髪がバシバシ当たってイライラした。曲が終わって注意したらやめてくれた。
9.His/Story
ここまでずっと後ろのスクリーンにスクリーンセーバーみたいな謎の映像がずっと流れてたんだけど、そこにデモとか戦争とか環境破壊とかの映像が流れ始めて、「"ヒストリー"だから人類の歴史っぽくしてるのか...チープだな...」と思ってたら、AI()が「人類とは共存できない」みたいなこと言い出した。AI観が貧しすぎる。最近の「ビッグデータ!人工知能!」みたいなノリですらない。ターミネーターとかのレベル。周回遅れやぞ。
10.Elegy of Prisoner
11.HERO
アルバム曲の中では一番好き。柴さん作曲だし。ただライブだとリブレインの方がよかった。
12.UNBROKEN
好きじゃないけど、ライブだと案外いけるって感じ。
ここで第一部終了。途中退出して帰ろうかと思った。謎の茶番がつらすぎる。MC中ずっと下向いてた。莊子の胡蝶の夢の話とか、中途半端に思想風味にすんなって感じや。THE ONEで懲りてなかったんか?中二病は治らんのか?後ろの動画で空飛んでるのはネタか?。この時点では次ツアーあっても行かんとこ...とか考えてた。
こっから第二部。前情報で二週目に入ることは知ってた。
13.Roll The Dice (ライブアレンジ)
14.His/Story(ライブアレンジ)
こういう味付けの変え方か〜となった。EDM系。Yamatoさんいるしなるほどね。カレー食べた翌日にカレーうどん食うみたいな感じやな。カレーうどん好きじゃないけどこれはアリです。
15.REBRAIN In Your Head(ライブアレンジ)
リブレインはアレンジでさらに火力増しててめっちゃよかった。
16.Hear Me(ライブアレンジ)
17.HERO(ライブアレンジ)
なんかライブの締めみたいなノリになってた。手振ってたし。あとこの辺の曲(正確には覚えてない)でサポメンがタオル掲げて、おっ、タオル回す曲か?と思ってスタンバイしたらなんでもなかったのなんやったんや。二家本さんだけ出遅れて周り見て慌ててタオル掲げてたのは面白かった。
18.Elegy of Prisoner(ライブアレンジ)
19.UNBROKEN(ライブアレンジ)
カレーうどんになると結構よかった。ただそれって元の曲の良さなのか?味が濃いと大体なんでも食べられるという話なのか?ということを思いながら聴いていた。
20.BIRI×BIRI(ライブアレンジ)
一番よかった。元々曲調の割には気に入ってて、アルバムで濃いめのアレンジになったのもより良かったし、そっからさらに暴れる曲になっててとてもよかった。ここ数年のライブで一番汗かいたかも。
総評
前半40点、後半85点。行く前に大阪公演も申し込むか悩んで、結局1回でいいやってなった。そんで前半の寸劇茶番パート見て、正直来なくてもよかったな...となった。壮大な話にしたがるけど、思想の薄っぺらさが露呈するだけだと思う。ファンクラブの会報で、スタッフが反対したという話があったけど、スタッフの判断が妥当でしょう。
ただ後半でなんとか盛り返したというか、次回も行くかという気持ちにはなった。TMRのライブでいうバサラ曲で問答無用で盛り上がるゾーン。ただそういう味付けの濃さで押す戦法でいいのか?という疑問は残る。TMRと違って最初から自分のやりたいように曲作ってるんじゃないの?でもまあ、終わってみたらもう一回くらい行ってもよかったかなという気持ちにはなった。追加公演はカメラ入れるようなので、Blue-rayおよびライブCDに期待。
ドームでやりたい、という話は他の公演でもしてるっぽい。50手前で新しいプロジェクト始めて、まだ上に行きたいという熱意はすごいし、当然応援してる。ただ、TMRでやるよりさらに難しいだろうなと思う。曲調も今受けるかというと微妙。あと寸劇はやめてほしい。自分のやりたいことやってる西川さんを応援したい気持ちはあるけど、売れたい、大きい会場でやりたいというなら、あれは客層を意味なく絞ってるだけにしか見えないんだよな。おれが単に見ててこっ恥ずかしいというのもある。まさか毎回あれをやるとは思わないけど...
だいぶ辛口の感想になってしまいましたが、愛ゆえです。