イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

Netflix:「殺人犯の視聴率」紹介&感想

 どうも、たけです。

 新カテゴリ「Netflix」です。テラスハウスを見るために加入して、しばらくテラスハウスを見るためのサービスとしてのみ利用していたのですが、最近話題になっていた「殺人犯の視聴率」というNetflixオリジナルドキュメンタリーを見てみたら評判通りおもしろかったので紹介します。伊集院もラジオでおすすめしてましたね。

 

紹介

 ブラジルでもトップレベルで凶悪犯罪(殺人、麻薬密売)が発生する街、マナウス。元警察官で記者に転身したウォレス・ソウザは、犯罪現場に駆けつけてスクープを生々しく報道する番組「カナル・リブレ」を立ち上げた。その番組は圧倒的な支持を得て、市民から犯罪情報が寄せられ、警察よりも早く事件現場に駆け付けたり、多くの犯罪を告発したりする正義の存在となった。司会者のウォレス・ソウザも英雄的な人気となり、後に政界に進出。史上最多票を経て議員となり、犯罪を減らすために奔走していた。不思議ではあった。なぜ毎回のように番組スタッフが第一発見者となるのか?まるで、ウォレス・ソウザは犯罪が起こることを先に知っているかのような...。そんななか、ある告発により事態は急変する...!

 

てきなお話です。キーワードは「巨悪」「陰謀」「嘘」あたりでしょうか。めちゃめちゃハードボイルドです。いろんな意味で「これが現実に起こったのか」という驚きがある、漫画のようなお話です。

 このドキュメンタリーは主に次の3種類の映像で構成されています。

  • 再現イメージ映像
  • 当時のニュース映像やインタビュー映像
  • 現在のインタビュー映像

 うまいなぁと思うのは、現在のインタビュー映像の匙加減です。基本的に20年前とかから時系列に沿って騒動を追っていくのですが、その合間にNetflixが騒動の重要人物にインタビューしている現在の映像が差し込まれます。すると、「この人が今インタビューでこういうノリで話せているということは、え、どういうこと?」というように、未来の情報を小出しにすることで騒動の展開がより気になります。

 

感想(ネタバレあり)

 終盤は少しヘビーでした。そしてもやもやが残りますね。特に僕がこの番組を知ったツイートでは「ウォレス・ソウザが殺人を指示していた」という紹介だったので、そういうことになるのかと思っていたら、これはどうやらそんな単純な話ではないと分かってきて驚きました。「十二人の優しい日本人」てきなね。番組の情報だけで言えば、ウォレス・ソウザを擁護する説明もできるように思いますし、実際にしていましたし、「疑わしきは罰せず」てきにこれはどうなのかと、苦しくなりました。本当にどちら側の説明ももっともらしく、どちらにしても恐ろしく巨大な陰謀で、現実の出来事と思うとしびれます。息子のラファエルが怪しすぎるのでなんとも言えませんが、なんか、ウォレス・ソウザ、かわいそうでしたね。巨悪なのかもしれませんが、しれないかもじゃないですか。いやでもモアがウォレス・ソウザとめちゃめちゃ電話した記録があるからなぁ。でも、あんな陰謀と犯罪うずまく世界を見せられると、その通話記録が本物かどうかもよくわからなくなってきます。結局もやもやが残る終わり方でしたが、もやもやしていることも含めてやばい世界を垣間見れておもしろかったです。