イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

スターウォーズ エピソード456123 感想

 どうも、たけです。更新が止まることに対する抵抗がどんどん薄れてきました。またしばらく復活です。

 

 ふと思いついてスターウォーズのエピソード4,5,6,1,2,3を見ました。断片的には見たことあったのですが、いろいろ忘れていますし、改めて押さえておこうかと。発表順に見ました。映像技術の発展を追いかける感じもあってよかったです。公開年は以下の通り。

最初の3つが「旧三部作」、次の3つが「新作部作」で、今新たに公開されてるやつが「続三部作」と呼ばれるようです(wiki曰く)。続三部作は最初にジョージ・ルーカスが構想していたものとは大きくストーリーが異なるらしく、僕的にはスピンオフ的なもとのみなすことにしたため、ひとまずこの6作品をみたところで満足しました。9作目の公開が近づいたら残りも見る気がします。

 最初の方は古いのもあってそんなに面白くなかったんですが、新三部作に入ってからどんどんおもしろくなってきて、最終的な満足度は高かったです。では、それぞれの感想と、全体的な感想です。

エピソード4 新たなる希望

 いろいろチープで驚きました。古いから、というのが大きいですが。チープなコスプレのようだったり人形劇のようだったり。チャンバラシーンものっそりしていますね。ストーリーもいろいろあっけないというか、こんな雑だったんだなーと思ってしまいました。いろんな容貌の宇宙人たちが楽器でポップミュージックを演奏しているところとかなんか恥ずかしかったです。デススター、敵が設計図を見ただけで解明できる弱点に対して何の対策もしていないというのはどういうことか。そしてあんな巨大なシステムなのに一か所破壊するだけで崩壊するというお粗末さ。そういうの、よくないと思います。公開当時の目線で見て感動してみたかった。そしてR2-D2のキャラクターがよすぎる。造形も最高だし、物言わぬドロイドにあれだけのキャラクターを構築できたのやばい。

エピソード5 帝国の逆襲

 「帝国のマーチ」でしたっけ。あの曲がついに流れましたね。流れてから気づきましたが、そういえばエピソード4では流れていなかった。ダース・ベイダー、強烈なヴィジュアルは魅力的であるものの、悪としての魅力がそれほどでもないように思いました。強権的な恐怖政治、というだけで、なんというか、それだけ。悪の流儀みたいなものがない。悪の親玉がダース・ベイダーではなく皇帝であることもあり、悪役としてなんだか映え切ってないように思えました。そしてR2-D2がよすぎる。

エピソード6 ジェダイの帰還

 敵のいる星に乗り込んで、そこの原住民と仲良くなって、原住民の協力によって敵を倒す感じがめちゃめちゃONE PIECEでした。ルークがめちゃめちゃ強くなったのかなと思いきやなんだかそうでもない感じで、もやもやします。最初もめっちゃすごそうに出てくるのにすぐ捕まるし、原住民に手足縛られて木に括り付けられてるところとか滑稽すぎます。それとか、あと、最後、皇帝の倒し方、持ち上げてぶん投げるて。そういうところが映画としてなんだかなーという感じです。あといくらなんでもR2-D2がよすぎますね。

エピソード1 ファントム・メナス

 ここから新三部作。これは何度か見たことあったのでわりと内容は覚えていました。もっとおもしろいと思っていましたが、そこそこおもしろいくらいでした。アナキンかわいすぎですね。ポッドレースのシーンと戦闘シーンはかなりよかったです。

 旧三部作ではルークがそんなに強くない感じがストレスだったのですが、新三部作からはジェダイ一騎当千っぷりが高まって気持ちいいです。ライトセーバーを活用する場面がぐっと増えました。全部見て気づきましたが、ダースモールが使っている両側にレーザーが出るタイプのライトセーバーみたいな、ああいう特殊な形状のライトセーバー、意外と他に出てないんですね。あと敵が赤色のライトセーバーを使って、味方のクワイ=ガンとオビ=ワンが青と緑のライトセーバーを使ってて、ビジュアル的にかなりきれいだったのですが、後の作品では味方二人が同じ色のライトセーバーを振り回す場面も多くて、そこまでこだわりがあるわけじゃないのか、それとも僕が理解できていない効果があるのか、よくわかりませんでした。それにしてもあいかわらずR2-D2は魅力的ですね。

エピソード2 クローンの攻撃

 ここから一段おもしろさが上がったように思います。アナキンの内面が出てきたからとか、来るべき結末に向けて動き出した感じとか、アクションシーンのレベルが上がってるからとか、そういういろいろだと思います。ここで初めてヨーダの戦闘シーンが出て来ますが、ヨーダ俊敏すぎてめちゃめちゃ上がりますね。ジェダイの戦闘スタイルがそれぞれ違う感じもいいです。ヨーダライトセーバーは少し短い。R2-D2、飛べるんかい!すごすぎ!さすが!

エピソード3 シスの復讐

 順当に一番おもしろかったかも。アナキン、転げ堕ちすぎやろ。旧三部作と新三部作をつなぐ答え合わせが一気に行われましたね。結局、エピソード1からあった、アナキンに対する「予言の子」みたいなノリが、アナキンが父親なしに懐胎した子であるというエピソードも含めて、よくわかりませんでした。そこまで圧倒的には強くないし。いちおう最終的にシスの親玉を倒したのはアナキンだし、そういうことなんですかね。なんだかね。R2-D2が最高。

 

全体的な感想

 全魅力のうち7割がR2-D2ライトセーバーによって担われていたのではないでしょうか。R2-D2、あんなのどうやって思いついたんですかね。C3-POもセットでいいんですけど、人型でおしゃべりな通訳ロボットと、よくわからない形のピコピコ言うやつが同時に登場してるのやばすぎます。そしてそのなんかピコピコ言ってるやつがめちゃめちゃに優秀と言うね。そしてピコピコ言ってるだけなのに飄々として大胆不敵で勤勉な性格が浮かび上がっている。R2-D2の発明、すごすぎる。そしてライトセーバー。旧三部作ではライトセーバーでのチャンバラと戦闘機での撃ち合いに同じくらいのウェイトが置かれていましたが、新三部作ではぐっとライトセーバーの比率が上がりましたね。ストーリーはアナキンがダークサイドにどう堕ちるかくらいがポイントで、共和国とか通商連合とか元老院とかはそんな気にせず、アクションシーンを楽しめばそれだけで十分楽しい映画ですね。

 アクションシーンを楽しむだけなら新三部作を見ればいいと思いますが、せっかくならやはり発表順に全部見るのが良い気がします。新三部作は大きく「ダース・ベイダーの誕生」を描いているので、そのダース・ベイダーを知るのに旧三部作を見ておいた方がいい。あとよぼよぼのヨーダをしっかり見ておくべき。その上でヨーダの戦いを見るとぶち上がる。旧三部作は古いこともあって物足りない部分も多かったですが、新三部作になってから世界観がどんどん補強されたことで、旧三部作についても最終的にはよりおもしろく感じるようになりました。シリーズ全体として見た時の完成度が高いです。

 結果的に9作品がなぞる、今→過去→今の続き的な時系列の追い方は、よくあるっちゃよくある非常に典型的なパターンだと思います。漫画とかでも普通に物語が進んだのち、過去編があって、また現代に戻ってその続きをやりますよね。めちゃめちゃ王道の流れです。

  もやもやするところも多かったです。ご都合の良さが目立つ。基本的に味方には弾が当たらない感じとか、パドメやレイアのような姫的存在の人がめちゃめちゃ前線に立つ感じとか。あとスターウォーズは遠い遠いはるか昔を舞台にしていますが、そのタイプのSFに対して、じゃあなんで人型やねんと思っちゃいます。未来でええやん。

 

 スターウォーズ、おもしろかったです。こういう著名な大作を見た後は達成感がありますね。