海 -あとがき-
ざわです.
昔,誰かに「負の数は想像上の数字に過ぎない」と言われたのが引っ掛かったのがきっかけで,書いてみました.負の数が当たり前になった世界です.コンセプトは負の世界裏コンセプトは,ネガティブとポジティブです.なのですが,あんまり上手に広げられなかった.テッドチャンの物理などの概念を人の情感に結び付ける能力はさすがだな.
海というタイトルは「ディラックの海」という概念から持ってきました.今回僕の考えた世界はディラックの海の概念と似ていました.ディラックは電子というものが海に空いた気泡なようなものと考えたようです.後にこの考えは否定されますが.「この考えは間違っていたけど,天才にしかできない間違いだ.」みたいな感じでと下記の本に書かれていました.おんなじ概念にたどり着いたので俺のことも褒めてほしい.
この本は量子力学の歴史を人物伝を交えながら書いており,面白いです.また量子力学の概念を分かりやすく書いてあり,勉強にもなります.おすすめです.