イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

あだち充コンプレックス

あだち充の漫画は最高である。

流れがあったのであだち充の「ラフ」を読み直した。良すぎて、現実を直視しにくくなった。

 

 もともと年上のいとこ(飄々としていて憧れていた)が持っていて、小学生くらいの時に「ラフ」や「タッチ」を読んだ。当時の記憶はあまりないが、とても好きだったし、高校生になったらこんな感じなのかな、みたいなあわい憧れを抱いていた。今思えば実際高校生のときはそれなりに甘酸っぱい思いを経験したと思う(あれが人生のピークだったのか??)。

 その後大学生になってからも「クロスゲーム」や「H2」を読んで、良すぎてあだち充のことはずっと好きだったし、ああいう世界への憧れみたいなものはずっとあったように思う。うまいこと言い合うみたいな。各話のタイトルがその話中のいい感じのセリフから引用されるみたいな。みんな優しい感じみたいな。

 そして昨日久しぶりに「ラフ」を読みなおして、「この世界は10年前の年齢なのかよ」と、食らった。あれが理想の世界だとすると、もう自分はそれを得られない世界線を生きていることになる。

 

これがあだち充コンプレックス。

「ラフ」はあだち充にしては野球じゃないけれど、短くて読み切りやすいので入門にはオススメです。がっつりなら「H2」。