イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

たけの大喜利修行 その1

 どうも、たけです。大喜利力を高めたい。

 

 以前も紹介したけれど、GERA放送局に「ママタルトのラジオ母ちゃん」という番組があり、かなり好きで初回から楽しく聞いている。M-1グランプリ準決勝には進出できなかったが、引き続き応援しております。

shogakuyonensei.hatenadiary.com

 

 ママタルトのツッコミである檜原洋平は元ハガキ職人大喜利ガチ勢で、大喜利愛が強すぎて番組内で「ガチの大喜利」というストイックコーナーをやっている。彼のツイートでお題が出され、集まった回答の中から優秀作を10作ほど紹介する。読まれたら1通につき1ポイントが、その回のMVPに選ばれたら2ポイントが付与され、累計ポイント数で各シーズンの優勝者が決まる。初回以降どんどん投稿数は増え、毎週500~1000通ほどもの回答から10通ほどしか紹介されないガチっぷりである。

 この「ガチの大喜利」にはボケの大鶴肥満も匿名化したラジオネームで参戦しており、ポイントレースに参加している。シーズン2では大鶴肥満が2位に食い込む大健闘をした上に、1位の「こちらのレジへDJ」も実はプロの芸人だったことが後からわかるなど、大盛り上がりだった。

 

 そして、これからシーズン3が始まる。

 

 

 僕はこれまで聴く専門のラジオリスナーであり、日々はがき職人たちに感謝する一方だった。しかしそれだけでいいのか? 大喜利力を高めたい気持ちもあるし、ハガキを送る行為を含めてラジオを嗜んでみようということで、試しにシーズン3に参戦することにした。シーズンを通して一つでも紹介されたら上出来である。

 2本撮りなので、2週間に一度、2つのお題が出される。「おれの経験ではな、締め切り近い方がな、逆に送れるねん」という檜原洋平の考えのもと、お題が出された翌日の24時が締め切りだったりするので考える時間はあまりないが、できれば毎回最低でも5通ずつ以上は投稿したいと思っている(ガチのハガキ職人は10通以上送って一つ読まれるかどうか、みたいな戦いをしている)。

  そしてこのブログではシーズン3での戦いの試行錯誤を記録していこうと思う。大喜利分析と、結果報告みたいな感じである。送った回答は全て記す。

 

では、さっそく。

 

#30のお題「すごい優しい子が11人集まったサッカーチーム。どんなの?」

 

回答1:フリーキックに対して壁を作るとき、それぞれ隣の子の股間を守りあっている

 

回答2:キーパーの負担を減らそうと、常に10-0-0のフォーメーションをとってしまう

 

回答3:ゴールを決めた人は「10人にアシストされた」と思って感謝しているし、他の10人は「9人がアシストした」と思って感謝している

 

回答4:練習前に白線を引いておく役を率先して担おうとしあった結果、練習開始の3時間前には全員そろって白線も引き終わっている

 

回答5:試合がPK戦までもつれ込むと駒野のことを思い出し、これ以上誰も傷つかせないために降参する

 

回答6:PK戦は残酷すぎるので、PK戦にもつれこむと降参する

 

【 感想 】

 むずかしかった。「こんな○○はイヤだ」系と違って「優しい」というプラスのことでおもしろくしないといけない。「11人の優しさが空回りして『いやだ』になる」よりも、「11人の優しさがうまく噛み合った先の優しい世界が滑稽」の方が正しいのではないかと思った。思いついた中では回答1だけそれを達成できていて、この回答にはわりと自信がある。ビジュアルを想像してみてほしい。今回はこれで勝負。

 次に、やさしいといってもあくまでサッカーをしているので、敵チームに負けを譲るようタイプのやさしさは違うと考えた。その結果、逆に回答5が生まれた。普段から「PK戦って残酷すぎるやろ」と思っていたので、「いくら勝負と言ってもPK戦はさすがに...」みたいな感覚に共感してもらえたらワンチャンあるかなと。あとは「駒野」がおもしろワードになってくれればラッキー。

 そして一通りメールを送り終わった後、回答5に対して「もう少し直接的な言い回しの方がいいのか??」と不安になり回答6を追加で送った。はがき職人的にこういうのはありなのか??自分の回答どうしで「かぶった」ことになってつぶし合わなければいいが...。例えば「AとかBみたいに」と「BとかAみたいに」のどちらがよりおもしろいか悩んだときに、はがき職人は両方出すという選択をすることができる。そんなチキンプレーは許されているのだろうか...? 次からはもう少し吟味してちゃんと一つに絞ってから出そう。

  回答2~4はいいとは思っていないけれど、とりあえず数を打たないことには土俵に上がれないので出しました。

 


#31のお題 こんなスイミングスクールはイヤだ。どんなの?

 

回答1:床が透明になっていて、床下から泳ぎを見たコーチが床ごしに文字で指導してくる

 

回答2:最初にドルフィンキックを教えていて、次に教えるバタ足のことを「裂けドルフィンキック」と呼んでいる

 

回答3:保護者が観覧するためのガラスの壁が、バキで柳龍光を閉じ込めていたのと同じロケット砲も跳ね返す代物になっていて、何を恐れる必要があるのかと不安になる

 

回答4:生徒の体積を考慮して最小限だけ水を入れているので、欠席者が多い日は水深が浅い

 

回答5:伸び悩んでる生徒には"レーザー・レーサー"の着用を勧めてくる

 

回答6:ビート板がない代わりに"シャチのやつ"がたくさんあるので、みんな"シャチのやつ"でバタ足の練習をしている

 

回答7:授業のほとんどがプールの底に沈めたカラフルな石を集めるゲームなので泳ぎはあまり上達しないが、拾った石に「進級マーク」が付いていれば進級させてもらえる

 

回答8:一通り泳げるようになりたいだけなのに、毎回腕立て伏せとかスクワットとかからやらされる

 

回答9:コーチが使っている"吸水性がすごいタオル"がバスタオルくらいでかいので一日の最後にしか絞っていない

 

回答10:17.68メートル×17.68メートルのプールしかないので、対角線上を泳がないと25メートル取れない

 

回答11:25メートル2レーンのプールが二つクロスした十字型のプールになっていて、交差点で信号待ちが発生する

 

回答12:博多ラーメンは油膜のおかげでスープが冷めにくいと聞いてから、温水プールマー油を浮かべて電気代を抑えている

 

回答13:更衣室がない代わりに高額で巻きタオルを販売している

 

回答14:ルービックキューブと同じシステムでタイムを計測するので、ゴールするときは必ず壁を両手でタッチしないといけない

 

 

【 感想 】

 自分がサッカー経験はないがスイミングスクールには通っていたためか、こっちのお題の方が考えやすかった。気を付けないといけないのは、あくまで「スイミングスクール」について答えるべきお題なので、「こんなプールはイヤだ」になってはいけないことである。回答1~9は「こんなスイミングスクールはいやだ」だが、回答10~13は「こんなプールはいやだ」だし、回答14になるとプールはあまり関係ない(「ルービックキューブと同じシステムでタイムを計測」は他でも使えそう)。

 回答3は、保護者が見れるようにガラス張りの壁があるのがスイミングスクールあるあるなのでそれに絡めて何か言いたいというのと、最近バキを読んだのでバキ例えを使いたくなった結果のもの。ただし、この番組において漫画ネタは慎重に出さないといけない。基本的にママタルトは漫画喩えが大好きで、トーク中にも頻出する。好きすぎるがゆえに、ガチの大喜利コーナーでは選びすぎないように自主規制をかけている。自主規制の反動で一度「漫画例えツッコミ」で募集した回があるくらいである。今回は14個も送るので一つくらい入れてみようということで入れてみた。

 回答7は学校のプールでのあるあるのはずである「宝探しゲーム」が響くことを願って。「学校のプール」や「レジャープール」のあるあるを持ち込む作戦はありだと思った。「流れるプール」とか「ウォータースライダー」とかを使った回答もできたかも。回答6はその感じか。

 回答9は水泳ちゃんとやってる人が持ってる吸水力えぐくて簡単に絞れるあのタオル(「セームタオル」というらしい)に抱く憧れみたいな感情に共感が得られればと願って(こんなお題を出すくらいだから檜原氏もスイミングスクールに通ってたはず...)。回答8はスイミングスクールで基礎トレをするイメージがないのでおもしろいかなと思った。少年野球とか少年サッカーで腕立て伏せしててもおかしくないけど、スイミングスクールやとおかしい。

 これらの中で自信高めのは回答1、4、5、8だけれど、サッカーの方の回答1ほどビシっと決まったのはない印象。一番お気に入りは回答4かも。僕は不条理な笑いは取れないタイプで条理に頼ることになるので、「過剰な節約方法」みたいなルートで考えて回答4とか12を思いた。

 

 念には念を、で、エゴサがここまで到達する可能性もなくはないとして、収録後で公開前のタイミングでこの記事を公開したつもり。ガチの大喜利なので。また結果が出たら随時報告していきます。