イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

ボードゲーム:タギロン 紹介&感想

 たぎる論理、略して「タギロン」。互いの数字を当てあう、その名の通りごりごりの論理ゲームです。

 

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概要

  • プレイ可能人数 2~4人
  • ルール説明時間 10分
  • プレイ時間 15~30分

 数字が書かれたカードと質問カードを用いた論理バトルゲームです。数字カードの内容は以下の通り。

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  • の0~4, 6~9が1枚ずつ
  • の0~4, 6~9が1枚ずつ
  • の5が2枚

 2人対戦の場合、まずこれらのカードからランダムに5枚ずつとり、相手に見えないように付属のついたての手前に並べます。この時に並べ方に次の2つのルールがあります。

  • 左から小さい順に
  • 同じ数字がある場合は赤を左に 

 質問カードを使って情報を集め、相手のカード5枚すべての数字と色を当てたら勝ちです。ゲーム中は質問カードを場に6枚ならべ、順番に1枚選んでその質問を相手にします。相手はその質問に正直に答えます。質問カードの内容は「1または2はどこ?」「左3つの合計は?」「赤の合計は?」など様々。質問と返答が終わったら質問カードを山札から一枚場に補充して、質問者を交代してゲームを続けます。相手の色と数字が絞り込めたら質問する代わりに相手カードの色と数字を宣言することができます。それが完全に的中したら勝ち、間違えたら相手のターンに移ってゲームが続きます。間違えた際にどこが間違っていたかを教える必要はありません。3人対戦の場合は5枚ずつカードを配って、残った5枚のカードの色と数字を当てたら勝ち、4人対戦の場合は4枚ずつ配って残った4枚のカードを最初に当てたら勝ちとなります。

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 プレイヤーは付属のメモ用紙を使ってメモを取ることができます。メモ用紙が小さいこともあり、上手にメモを取らないと情報をまとめきれません。情報を上手にまとめるスキルも試されます。得た情報からいかに相手カードを絞り込むか、どんな質問をすれば有益な情報が得られるかの判断がゲームの肝です。また、されたくない質問カードを先に使ってしまうなどの戦略も重要です。

 

小学4年生の感想

たけ ☆3.0

 所有ゲーム。論理大好き人間なので楽しい。得た情報をよく考えたらわりと絞り込める。早めに答えにたどり着けたときの相手の「なんでもうわかったん!?」というリアクションが気持ちいい。

 「自分の手持ちカードを候補から消せる」というのが大きく非対称な情報であり、それが有効に働く場合はラッキーとなる。例えば8,9,9を持っている場合、「右3つの合計は?」と質問されれば右3つが8,9,9であることが一撃で確定してしまうため、そういった危ない質問は先に取るという対策が必要。1ターン目相手先手でそれを食らった場合は不運でしかない。このように、論理ゲームといいつつ運要素もそこそこある。でもそれがこのゲームを算数の問題ではなくボードゲームたらしめているのでしょう。得たヒントからうまく考えるのも重要だけれど、どの質問をすれば効率よく絞り込めるかを考えるのが肝であるように思う。論理偏重のゲームであり、バリエーションの一つとしてぜひ体験してみてほしい。数回やれば満足する。

むる ☆3.0

  大学入試の数学の整数問題算数の授業を思い出す。文系小学生なので算数は苦手。とはいえ、ある程度ちゃんと頭使えたらおおよそ最適な行動ができるので、そんなに実力差は出ないかも。こういう頭の使い方が得意な中高生辺りにやらせておけば論理的思考が身についてよさそう。数字使ったパズルとかに燃えるタイプなら好きそう。教育的ボドゲ。塾とかに置いといてもいいんじゃないですかね。ぼくは何回かプレイしたら満足しました。去年新装版が出たみたいですね。

 

たぎる、論理 TAGIRON タギロン 新装版

たぎる、論理 TAGIRON タギロン 新装版