イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

GERA放送局が素晴らしい

 どうも、たけです。

 他の発信の場(Youtuber)を得たからか、このブログでの話題がラジオに偏っている。芸人におけるテレビとラジオの関係と言えば少し格好がいいかもしれない。

 

 

はじめに

 今回は以前も少し触れたGERA放送局の話である。少し前から熱くて知る人は知っていると思うけれど、その熱さが僕的にも沸点を超えてきたので書いておこうと思う。 

gera.fan

 GERA放送局というのは無料でお笑い芸人のネットラジオが聞けるアプリである。当初はYouTubeで配信していたが、途中からスマホアプリがリリースされて、アーカイブ含め全ての回を快適に無料で聞くことができる。番組数もかなり増えていて、30以上の番組が進行している。

 とにかく作り手側のラジオ愛、芸人愛がすごくて、その結果として番組内容と運営システムのどちらもが素晴らしい。

運営システムの良さ

 お金の発生のさせ方が実にいい。

応援ボタン

 まずは「応援ボタン」である。アプリから各番組の「応援ボタン」を押すことで広告が流れて運営側にお金が発生するシステムがある。このボタンはラジオを再生しながらでも押せて、ラジオを邪魔することなく無音の広告を流すことができる。YouTubeの広告のように動画を遮らないし、そもそも自ら押さないと起動しない。

 そしてこの「応援ボタン」が押された回数によって各番組の人気ランキングが更新される。「応援ボタン」としての完成度が高い。「聴取率」とも「再生回数」とも異なる新たな指標を取り入れた。

スポンサーシステム

 次に、最近実装された「スポンサーシステム」が素晴らしい。これは公式オンラインショップにてリスナーがスポンサー権を購入できるというド直球なものである。購入したリスナーは「この番組は○○さんの提供でお送りします」というような形で番組内でラジオネームなどを読まれる。現在の値段設定は少し安すぎるように思う。

 このシステムでGERAのすばらしさを再実感し、この記事を書くに至った。多くのラジオ番組はハガキ職人に支えられているわけで、そういうファンコミュニティと共にあるラジオの世界観を守ったまま現代に適応することに成功したような印象である。

ラジオ観の変化への適応

 「現代に適応」という話で言うと、Netflixのようなサブスク形式も思い浮かぶ。けれど、やはり事前にお金払うのはハードルが高すぎる。それにそうなると内容の保証が必要になってくるので、無名芸人に活躍の場を与えようとしているGERAのコンセプトと合わない。そもそもお金を払って聞くのはラジオっぽくない。

 「ラジオっぽくない」とか書いているが、GERAはリアルタイム性はなくいつでもアーカイブまで全て聞けるし、そういう意味ではまさにラジオっぽくない。ラジオというのはとりあえずつけておいて聞き流すか、好きな番組の時間に合わせてステイチューンするものでは?

 しかしながら、そこはrajikoの登場により大きく変化済みである。タイムフリー機能によって1週間までなら遡って聞くことができるし、エリアフリーに登録していれば全国どこの番組でも聞くことができる。このrajiko登場によるラジオ観の変化のベクトルの最端を目指しているのがGERA放送局なのではないかと思う。

  • 遡って聞ける
  • ファンコミュニティに支えられている
  • スポンサーにも支えられている
  • 演者が自由に暴れられる

そういう現代的なラジオを極めつつあるのがGERA放送局なのである。

 

番組の良さ

スタッフ

 シンプルに、番組が、おもしろい。芸人がめちゃめちゃ自由に番組を作れること、収益の還元率がえぐ高いらしいこともあり、出演している芸人たちがいきいきしている。それもラジオ愛の強い運営スタッフや主にハガキ職人で構成される作家陣の力によるものが大きいと思う。

 「メイクマネーウィーク」と称してスペシャルウィークをオマージュし、2か月に一度特別回をやることにしているのも愛おしい。

※「スペシャルウィーク」とは、2か月に一度ラジオの聴取率を調査する週を暗に指すもので、各番組はゲストを呼んだり特別なことをして番組を盛り上げる

TBSラジオは少し前からスペシャルウィークを廃止し、従来の聴取率よりrajikoの数字を重視する方針に転換した

黎明期の魅力

 今GERA放送局が急成長中であることと、各番組達が試行錯誤しながら切磋琢磨していることなどもあり、黎明期特有のドキュメンタリー的なおもしろさがある。ワクワクする感じのやつ。商業web漫画業界を切り開いた裏サンデー登場時のワクワクを思い出す。そういう意味では各番組初回から聞くことをオススメする。今ならすべてを追える。

 立場の弱さとしては音楽を流せないということくらいであるが、これはお笑いラジオ好きにとってはむしろ好都合なのではないだろうか(rajikoのタイムフリーの制約もこれのせいだろ、と思っている)。

オススメ番組

 とかなんとか語りつつ、実は僕はまだ4番組しか聞いていない。その内訳も実質2コンビである。他の番組も今後聞いていくとして、ひとまず地上波の人気ラジオに匹敵するおもしろさを持つ2番組を紹介する。

ラランドの声溜めラジオ

 以前の記事でも触れた。誰もが認めるGERA放送局を背負って立つ看板番組である。僕的には#12が神回なので、ひとまずそこまで聞いてほしい気持ち。もっとも、序盤からしっかりおもしろい。シンプルにラランド自体がめちゃめちゃ売れてきているし、ポテンシャルがえぐいので、これからもずっとおもしろいと思う。ラランドが看板すぎて、サーヤとニシダはGERAでそれぞれソロ番組もやっている。僕が聞いている4番組中3番組はラランドで構成されている。

 以前の記事に書いたことをコピペしておく。

最近ラランドにはまって、一気に最初から追いかけた。上智大学のお笑いサークル出身で、芸能事務所に所属しないことを選んだ尖ったコンビ。広告会社で働いているサーヤと、怠惰すぎて同じ大学を二度退学し、6年かけて高卒にとどまったニシダ。
 サーヤは広告会社で働きながら芸人業もこなすかなりハイスペックな人。裏方と演者の両方をやっているとも言える強者。達者にキャラを演じたり突っ込んだり強い言葉でボケる芸人としてのおもしろさとともに、合わせて自分の生き方そのものを発信している。テラスハウスの松崎翔平的な生き方に能力の高さが伴うとこうなるのかと圧倒される。GERA放送局内で「女帝」というすごいタイトルのソロラジオもしている。
 ニシダは怠惰すぎる性格と、無遠慮な物言いがおもしろい。YouTubeでの生配信中に流れでLINE IDを公開したのを見て惚れた。言い方の妙で乗り切ろうとすること多いが、それも含めて「春日」てきな「ニシダ」のキャラクター性があって、愛されるスター性を感じる。ノーブレーキな感じがおもしろいが、どこか品があるというか一線を守っている。ラジオ愛が強く、今後に期待できる。同じくGERA放送局内でソロラジオも担当。
 最初は「芸能事務所に所属していない」ということの意味をあまりわかっていなかったが、ラジオを聴いていると「しがらみが少ない」ということの魅力が発揮されている。特にニシダは気にしないことが多いので、上下関係や事務所関係にとらわれない奔放な発言がおもしろい。芸人としての在り方がおもしろいので、今後どうなるのか見守りたい気持ちもあって聞いている。自由に生きていこうな。

ママタルトのラジオ母ちゃん

 めっちゃおもしろい。#5で「ガチの大喜利」コーナーが始動してからおもしろさがグッと加速した。以前はママタルトというと巨体の大鶴肥満を思い浮かべていたが、ラジオではツッコミの檜原が目立つ。檜原はAV監督に成りかけつつハガキ職人をやっていたりケータイ大喜利に参戦していたりと大喜利ガチ勢で、その能力がいかんなく発揮されている。「ガチ大喜利」のコーナーでは本当にガチの大喜利をやっていて、「こんな○○はいやだ。どんなの?」みたいな受けの広いお題で回答を募集し、ポイントレースをやっている。そしてそのレースに相方の大鶴肥満がガチ参戦していて、それがおもしろい。

 番組名は以前の記事でも紹介した「マイナビ Laughter Night」内の箱番組真空ジェシカのラジオ父ちゃん」から来ている。ママタルトと真空ジェシカが仲良しなことと「ママタルト」の「ママ」部分が共鳴しすぎた結果である。「ラジ父」も聞いてる身としては夫婦番組としてのアツさもある。#12、#13の真空ジェシカがゲストで来た回はたまらなかった。やはり仲良しの人たちがはしゃいでいるラジオは楽しい。

 親近感のあるところとして、漫画喩えがわりと多い。その集大成としてガチ大喜利のコーナーで漫画喩えを募った#11はすごかった。聞いてもらうとわかるけれど、ここではGERA放送局のほどよいグレー感が活かされている(要は画像の引用。早めに聞かないと消えるかも)。まず、例が強すぎる。

 

  (こう書いてみると結局「最近”大学お笑い”出身がアツい!」ということなのかもしれない。)

 

 ということで、GERA放送局を絶賛する記事でした。地上波番組で聞くラジオネームも聞きまくるので、かなり支持がアツいと思うし、今後大成功していくことでしょう。

 あとはシンプルにアプリが使いやすい。改善の余地はあるけれど(前回中断したところを覚えてくれていないので、続きを聞こうとするときに自分で探す必要があるなど)。

霜降り明星ANN0

 どうも、たけです。熱い気持ちのままに執筆。

 

shogakuyonensei.hatenadiary.com

 先日書いた上記の記事で「霜降り明星オールナイトニッポン0は最近少し失速している感じ」などと書いたが、今はもう「一生ついていきます」という気持ち。まじで感動した。

 

 簡単に説明すると、せいやに関して「スキャンダル」てきなものが出た直後の生放送ラジオにおいて、報道のことには一切触れずに、普段の放送でもたまにしかやらない「ポケットいっぱいの秘密」というハチャメチャなコーナーだけをひたすら繰り返して2時間終えたというものである。以下のブログが詳しい。

kashiwajun.hatenablog.com

 

 オードリーANNではいわゆる「春日事件」の際に若林がビシバシ説教するという形を取りつつも、クミさんに電話を繋いでいたり、笑いを入れたり、ちゃんとエンタメになっていてすごいなと思った。

 岡村隆史ANNは全く聞いていないので何とも言えないが、Twitterでのリアクションを観測した範囲では「説教」の濃度が高そうだったイメージがある。

 以前バナナマンの「バナナムーンGOLD」を聞いていた頃にもそういうことがあったが、そのときは「ちょっと下ネタを自粛する」という対応でそれも爽やかでかっこよかった。

 

 一方、霜降り明星は説教や自粛なんてしない。もうただただひたすら「お笑い」500%の2時間だった(もちろん他の事例とは内実が異なるっぽいということも大きいが)。「鎮火」とか「溜飲を下げてもらう」とかじゃなくて、全部お笑いで吹き飛ばす! せいやがいじめをお笑いで跳ね返したというルーツから続くそのスタンスのかっこよさと、実際にそれをあれだけの濃度で2時間やってのける能力の高さに圧倒された。吉本の闇営業どうこうの際にも一切コメントを出さなかった二人であるが、霜降り明星の芸人魂が炸裂していて本当にすごい放送だった。理不尽なものには屈しない芯がある。

 霜降り明星だけじゃないけれど「自分の相方が世界で一番おもしろい」と思い合っているコンビは本当にまぶしい。 

 あと普通にせいやの記憶力と再現能力がすごすぎる。

共犯

 たけです。今週末はあわただしく過ごしていたけれど、花のニュースを見てからは心臓に灰色の石が停滞していて、ずっと頭のどこかではこのことを考えていた。

 

 テラスハウスを見てきて、様々な影響を受けた。「世の中にはこんな人がいるんだ」とか「こんな生き方もあるんだ」というように、自分の世界の認識が大きく広がったし、いろんなことを学んだ。本当に感謝している。「全住人の幸せを願いながらテラスハウスを見ています」というつもりでいるけれど、そうやって僕が応援し、(視聴することで)支援していた番組の影響によってその住人が最大限傷ついた。そういう意味で「自分も共犯なのだ」という罪悪感を抱かずにはいられない。

 もう一つ重たく残っているのは、自殺の可能性を聞いた瞬間、その経緯に察しがついたことである。つまり、僕は無意識に「彼女に今そういうことが起きてもおかしくない」と思っていた。にも関わらず、具体的な警戒はなにもしていなかったことに対する後悔みたいなものがある。もちろん本人と無縁の僕には何もできないのだけれど、「そういうことが起きてもおかしくない」と思いながらヘラヘラ番組を見ていた自分の残酷さを自覚せざるを得ない。

 

 「表に出てる人」を見て「何かを思うこと」に罪悪感を抱いてしまった。正直、こうなってくると、何までならOKなのかわからなくなってくる。考えたことを書いていく。

 

前提

私刑

 僕は「私刑を行ってはいけない」という立場にいる。ルールに準じた罰は厳格に実行すべきであるが、その罰を決定するプロセスは「推定無罪の原則」などに守られた理性的で正当なものであらねばならない。私刑はその内容がいかなるものであっても、それが私刑である限りそこに正当性はない。そういう契約で世界を成り立たせようとしているはずである。

責任と原因

 自転車を盗まれたことに対する「鍵をかけなかったからだ」という意見は「原因」を正しく指摘している。それが「一因」であることを否定できないし、そういう意味で被害者側にも原因はある。しかし、それは被害者も「責任」を負うべきという結論は導かない。

 性被害に対する「誘うような服装をしていたからだ」という意見は「原因」を正しく指摘しうる。それが「一因」であることを否定できないし、そういう意味で被害者側にも原因はある。しかし、それは被害者も「責任」を負うべきという結論は導かない。

鉾と盾

 人を傷つける鉾と、鉾から身を守るための盾があったとき、加害者である鉾に罪を負う責任があるとしても、それは盾をおろそかにしていいということにはならない。取り返しのつかない傷の発生を防ぐためには、鉾を届かないようにすることだけでなく、盾を強化することも考えなければならない。どちらに責任があるのかとは無関係に、鉾と盾、両側から原因を絶たねばならない。他人を変えることはむずかしい。

 

鉾対策

攻撃的な人

 世の中に「人を攻撃したい人」というのはある程度いる。常にそうであるという人もいれば、時々そういう気分になる程度の人もいる。何かしら切実な事情がある人もいれば、快楽目的の人もいるのかもしれない。なんにせよ、僕はその攻撃性を否定しない。別に攻撃性を持つこと自体には問題はない。攻撃が届いたときにはじめて問題となる。みんなが幸せになれる世界であるためには攻撃が誰にも刺さらないようにする必要があるが、一方で「攻撃的な人」を否定することはその人たちに対する攻撃である。僕はそれはしない。その人はその人でいていいし、どんな人であれその人なりの幸せを追求する権利を持っている。ゾーニングをしっかりしないといけないてきな話である。

攻撃性の分類

 視聴者のアクションを攻撃性によって4つのレベルに分ける。

  1. 内輪で発信する(友人と話す、鍵垢で書くなど)
  2. 攻撃対象が見に来たら見える形で発信する(ツイートする、掲示板に書く)
  3. 攻撃対象に届ける形で発信する(本人にリプライやコメントする、直接言う)
  4. 物理攻撃する

 3から格段に攻撃性が上がるように思う。

プラットフォーム

 「炎上」という言葉が市民権を得たのは最近だと思う。「叩く」のは私刑なので、その制裁にどんな社会的意義があろうと不当なものである。その炎上による攻撃の質が、プラットフォームの変化によって変わったことは無視できない。

 ネットの発達による変化の第一段階は2chなどから連想されるような1→2の変化であった。それが、Twitterやインスタグラムによって3に変化した。攻撃が直接本人に投げつけられるようになったのである。この構造をなくす必要があると思う。最近Twitterには特定の人からしかリプライできないようにする機能が付いたようであるが、こういう機能を高めるしかない。攻撃手段をなくす必要がある。

  Amazon食べログなどのレビュー文化発達も大きな意味があると思う。口コミが力を持ちすぎた。

お墨付き

 番組の構造上、視聴者は出演者を批評することを肯定されている。そういう番組であるし、スタジオメンバーは公認の元に温かいことを言ったり厳しいことを言ったりしてお手本を見せてくれる。そうやって番組は「意見を発信すること」に対してお墨付きを与えていた。

 また、番組の中では住人が視聴者からのコメントを読んでダメージを受けたり、それによって人生を考え直す場面が出てくる。そういう意味である時期からこれは視聴者参加型の番組になっていたと思う。そうやって「コメントが効く」構造になっていたことは、住人に直接意見を投げつけることを促進していたかもしれない。

 番組構成の工夫によっては何割かの目を覚ますことはできたかもしれない。

 

盾の強化

やらなければいい

 やりたいことの実現のためにはSNSで活動する必要がある人もいる。別に何の生産性のない趣味でもいい。楽しそうなことを気軽に楽しめる世の中であってほしいものである。「耐性がないならSNSをやらなければいい」というのは、そうした手段や楽しみを犠牲にすることで初めて成立する。鉾が届く世界において「身を守るためにはやめるしかない」というのは正しいアドバイスになりうると思う。しかし、そうした犠牲を要求する世界は生きづらい。

耐性

 「有名人なのに耐性がないのがいけない」というような意見があるかもしれない。その耐性は個人の資質や対策によって得られるものなのかもしれないが、それを持っていない人間が望んだだけでそう簡単に身につくようなものではない。それは本来ちょっとずつ時間をかけて身に着けるものなのかもしれない。通常、有名人というのはそれなりの期間をかけ、段階を踏んで、生き残った人たちがプロとしてなるものなのかもしれない。一方で、この番組では出演した瞬間に一気に有名人となる。耐性を身に着けるには期間が短すぎる。

 また、これは「仕事の仮面」をしてない状態を晒す番組である。仮面という盾は使えない。直接本体に攻撃が刺さるのである。なんなら台本があった方が「台本のせい」にできるのでよっぽどマシである。

 出演前、出演中、出演後の全ての段階において、平均的に必要なものよりもはるかに手厚くケアする必要があるのだと思う。

 

何まで許されるのか

 テラスハウスという番組は、リアリティーショーであり、露骨にそういう番組だった。それは出演者にとっても、視聴者にとっても、いいこともあればよくないこともある。そう簡単に何かをジャッジできるようなものではないと思う。テラスハウスを見て自殺を踏みとどまった人だっていると思う。

 この問題はリアリティーショーに限ったこととは思えない。他の番組、ひいてはメディアというものは、そこに出てきた人物に対して何かしらの意見を発生させるものだからである。下記ツイートが印象的だった。

 他にも、例えば街角でインタビューされた際の映像がフリー素材化して顔が有名になることだってある。メディアの系統によらず、表に出るということは何かしらの矛先になるリスクをはらむ。「リアリティショーは構造に問題がある」と断罪するのは簡単だけれど、バラエティー番組にしろ、ニュース番組にしろ、程度の差はあれ同じ危険性を含む。リアリティーショーはだめでドキュメントはよいのか? どこまでなら許されるのだろうか。何なら素直に応援してよいのだろうか。どんなSNSであれば素直に利用していいのだろうか。

 

選択肢

 僕が取りうる選択肢を4つ考えた。

  1. 少なくとも自分は攻撃性レベル1以下のことしかしない
  2. 少なくとも自分は攻撃性レベル2以下のことしかしない
  3. 攻撃性レベル2以下のことしかできない媒体のみを使う
  4. 人に対して何か思うことをやめる

結局、僕は差し引き考えて、今まで通り2つ目か、もう少し気持ちを新たにして1つ目かでやっていくんだと思う。世界がディストピアになっても、自分が影響できる範囲の小さな世界だけは守りたいと思う。

聞いてるラジオ番組

 どうも、たけです。生きる伝説のPodcast番組「未来世紀サクライ」を聞き始めて以来、プロのラジオにもドハマりしてNO RADIO NO LIFEになりました。起きている時間のうち、集中がいる作業中などの「ラジオを聞けない時間」以外は基本的にラジオを聞きながら過ごしています。今日はそんな僕が聞いているプロのラジオ番組を紹介します。

 

 

めちゃめちゃ好きな番組

オードリーのオールナイトニッポン

ニッポン放送 土曜日 25:00~27:00

 最高のラジオ番組。コーナー外ではお便りを読まないし、曲も一切流さないという尖りラジオを10年以上やっている。二人の息の合った掛け合いがずっと楽しいし、若林と春日の個性がいいので毎回安定してずっとおもしろい。最近は武道館イベントを終えて一つの節目を超えて落ち着くかと思いきや、二人とも結婚して人生のステージが進んだこともあって歴史を背負った深みが出てよりおもしろくなってきた。大事な報告はラジオでするし、ドキュメンタリー性の高さも魅力。

JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力

TBSラジオ 月曜日 25:00~27:00

 ラジオの達人。ものの見方がおもしろいし、鬱気質の乗りこなし方としてなのか人生をゲーム化しているのでその楽しみ方がかっこよかったりもする。一人でボケて、それにツッコミを入れて、すっと元のレールに戻ってと、一人で何役分もこなす話芸がすごすぎる。ネタメールのレベルがめちゃめちゃ高く、コーナーがおもしろい。

ハライチのターン

TBSラジオ 木曜日 24:00~25:00

  にぎやかで楽しい番組。何より岩井のすごさが目立つ。ラジオのフリートークは基本的にエピソードトークで、実際にあったエピソードをおもしろおかしく話すのが普通である。しかし岩井はずっと嘘の話をしていることが多く、その創作性の高さが他のラジオと一線を画している。スーパーに行って食材を買って帰っただけの話を、「裏の世界に入ってしまった」とか言ってずっと嘘の話をして膨らませている。他のラジオと比べて虚構率が異常に高いし、それがまたおもしろい。コーナーがころころ変わるのも特徴的。

特に好きな番組

空気階段の踊り場

TBSラジオ 土曜日 27:30~28:00

 若手芸人の空気階段のラジオ。もともとは「マイナビ Laughter Night」内の箱番組だったが、この4月から独立した。鈴木もぐらのずさんさと突破力、水川かたまりの繊細さと真面目さがいい化学反応を起こしている。水川かたまりがラジオイベントでプロポーズしてたり、鈴木もぐらの家族関係の改善を橋渡ししたり崩したりと、二人の人間性が引き起こすドキュメント的な魅力が強い。

ミルクボーイの煩悩の塊

ABCラジオ 月曜日 24:30~25:00

 この春からレギュラー化した番組。一度ミルクボーイが担当したオールナイトニッポンRがかなりおもしろかったのでレギュラーラジオを期待していたところ、やはりかなりおもしろい番組が始まった。二人がとても達者で常におもしろみがある。ABCラジオなのでメールの質は低い(失礼)が、二人のさばき方が上手でおもしろい。

ラランドの声溜めラジオ

GERA放送局

 公共のラジオではなく、GERA放送局が運営するアプリで聞けるネットラジオである。最近ラランドにはまって、一気に最初から追いかけた。上智大学のお笑いサークル出身で、芸能事務所に所属しないことを選んだ尖ったコンビ。広告会社で働いているサーヤと、怠惰すぎて同じ大学を二度退学し、6年かけて高卒にとどまったニシダ。
 サーヤは広告会社で働きながら芸人業もこなすかなりハイスペックな人。裏方と演者の両方をやっているとも言える強者。達者にキャラを演じたり突っ込んだり強い言葉でボケる芸人としてのおもしろさとともに、合わせて自分の生き方そのものを発信している。テラスハウスの松崎翔平的な生き方に能力の高さが伴うとこうなるのかと圧倒される。GERA放送局内で「女帝」というすごいタイトルのソロラジオもしている。
 ニシダは怠惰すぎる性格と、無遠慮な物言いがおもしろい。YouTubeでの生配信中に流れでLINE IDを公開したのを見て惚れた。言い方の妙で乗り切ろうとすること多いが、それも含めて「春日」てきな「ニシダ」のキャラクター性があって、愛されるスター性を感じる。ノーブレーキな感じがおもしろいが、どこか品があるというか一線を守っている。ラジオ愛が強く、今後に期待できる。同じくGERA放送局内でソロラジオも担当。
 最初は「芸能事務所に所属していない」ということの意味をあまりわかっていなかったが、ラジオを聴いていると「しがらみが少ない」ということの魅力が発揮されている。特にニシダは気にしないことが多いので、上下関係や事務所関係にとらわれない奔放な発言がおもしろい。芸人としての在り方がおもしろいので、今後どうなるのか見守りたい気持ちもあって聞いている。自由に生きていこうな。

好きな番組

Creepy Nutsオールナイトニッポン0

ニッポン放送 火曜日 27:00~28:30

 HIP HOPユニットのCreepy Nutsのラジオ。非ヤンキーでHIP HOPっぽくないかもしれないけれど、その圧倒的なスキルでプロップスを得ている二人。ラジオ適性がめちゃくちゃ高い。MCバトル最強のR-指定のしゃべりがうまいのは納得できるが、DJであるDJ松永がなぜこんなにしゃべりがうまいのか。基本的にはしょーもないながらも楽しい二人の掛け合いが魅力。HIP HOPの知識が増えるのも魅力。

霜降り明星オールナイトニッポン0

ニッポン放送 火曜日 27:00~29:00

 鮮烈なM-1王者、霜降り明星のラジオ。二人のセンスを見せつけられる感じであるが、最近少し失速している感じがする。せいやの言葉が出てくる速さはなんだかすごい。粗品はどんどん変なやつな感じが出てきている。お笑いバトル好きみたいなノリがあって、はがき職人を競わせている。そういうのもあってか、コーナーのネタメールのレベルが高い気がする。

マイナビ Laughter Night

TBSラジオ 金曜日 24:00~25:00

 若手芸人を応援する番組で、前半は定例ライブで高評価を得たネタを4つほど放送し、後半は「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」という箱番組を放送する。前半のネタゾーンでは最近目立ってきた若手芸人の漫才やコントを聞けるので、これを聞いておけばそれなりにお笑いシーンを追える気がして聞き甲斐を感じている。
 後半の「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」はこの四月に空気階段から引き継いだ枠。ボケ方が独特でおもしろい。本記事更新時点での最新回はちょっといまいちだったので注意。

聞いている番組

高橋みなみ朝井リョウのヨブンのこと

TBSラジオ 日曜日 22:30~23:00

 小説家である朝井リョウのひねくれと、元AKBの高橋みなみの健康さがいい化学反応を起こしている番組。朝井リョウの気のてらい方がうざいことも多いが、やはり彼のものの見方はおもしろい。オードリー若林-DJ松永-朝井リョウの友好関係があるので、3人それぞれのラジオを聞いておくと繋がることも多い。

佐久間宣行のオールナイトニッポン0

ニッポン放送 水曜日 27:00~29:00

 テレビ東京の強プロデューサである佐久間宣行のラジオ。最近聞き始めたばかりなのでまだあまりわかっていない。裏方の話をたくさん聞けるところが他のラジオと大きく異なる独特の魅力。自分はテレビっ子ではなかったのでそこまで響いてはいないが、エンタメ全般に対して知見があるし、業界全体の大きな動きを追えそうなので聞き始めた。番組開始時に聞こうとしたが、おじさんが自分の話で笑っているが耳について嫌だったので聞くのをやめていたが、今はわりと平気になった。

たまに聞く番組

荻上チキ・Session-22

TBSラジオ 平日 22:00~23:55

 善良なオピニオンのリーダーである荻上チキの番組。いろんな時事問題についてめちゃくちゃ丁寧に解説してくれる良心の番組。かなり勉強になるのでなるべく聞きたいと思いつつ、毎回重たすぎて全然聞けていない。気になるトピックの回だけでも聞くとかしたらいいのかもしれないと思いつつ。

 

以上。ラジオ関係者とはがき職人の方々に日々感謝です。

痔瘻の手術を受けました

 どうも、たけです。痔瘻(じろう)の手術を受けるという珍しい体験をしました。楽しい感じで読んでください。

 

 

 痔瘻が確定するまで

第一波

 昨年11月に出口の背中側に痛みを感じ、腫れがあることに気がつきました。ググると明らかに「肛門周囲膿瘍」で、悪化すると痔瘻になるらしいし、痔瘻はなんかヤバいイメージがあるのですぐ対処することに。近所に肛門科専門の良さげなクリニックがあったのですぐに予約して受診。

 肛門鏡で中を見たり触診したりといろいろされたのち、その周辺の写真を一緒に見ながら説明を受けました。すべて「なるほど」という気持ちで対応。診察結果はやはり肛門周囲膿瘍でした。これは何かの拍子に穴の内側にあるなんとか腺にばい菌が入って、なんとか腺の奥に膿みが溜まり、それが表に向かって侵食してきて腫れた状態です。これが進んで表側に皮膚を突き破ると、トンネル開通で痔瘻になります。そうです、メインアヌスの横にサブアヌスが誕生するのが痔瘻です(膿みしか出てきません)。

 僕の場合は早めに気づいたのでまだ開通してませんでしたが、溜まった膿みを出すためにその場で切開されたため、サブアヌス開通。しばらく共生した後、数週間で塞がって無事にメインアヌス一本の健康なお尻になりました。

第二波

 時は流れ、約1週間前。例の場所に身に覚えのある痛み、そして同じような腫れ。やつの再来です。再発率の高い疾患なので構えてはいましたが、半年おきにこれを繰り返すのか??というだるさとともに早速予約して受診。肛門周囲膿瘍の再発確認とともに「これはもうほぼ痔瘻」という新たな診察結果が出ました。

痔瘻と向き合う

選択

 膿みトンネルの浸食ルートの厄介さには程度があって、幸いにも僕のはシンプルで最もマシなレベルっぽいです。前回と同様に切開して膿みを取り除くだけの処置をしても、またしばらくすると再発するというのを繰り返すだけなので、完治のための手術を提案されました。手術といっても20分くらいで終わる軽いやつです。こんなこと半年おきにやってられないので即答でYES。3日後に予約。

手法の衝撃

 痔瘻の治療法はいくつかあるようなのですが、僕が受けたのはシートン法というものです。メインアヌスへのダメージ少なく、かつ再発率も低いという優しい手法。ただそのやり方が衝撃的でした。というのは、

  1. サブアヌスからメインアヌスにゴム紐を通して輪っかにする
  2. 輪っかを締め付ける
  3. 徐々にサブアヌスがメインアヌス側によってくる
  4. 合体!!!

で、完治です。最後はゴム紐が自然に取れるそうです。人体、そんなんありなんや。正確には「寄ってきて合体」というより「緩やかに切っていく」という感じのようです。一気に切ると肛門括約筋がやられてゆるゆるになってしまうので、ゆっくり切るのがいいらしい。

執刀

準備

 クリニックに到着したら、まずは抗生物質てきなのを点滴されつつ下剤を使って排便。十分薬が入って大腸もきれいになったところで手術台に移動。もうすっかり慣れたいつものポーズ(横向きに寝転んで膝を曲げ、上側の脚を少し前に出す)を取りつつ、いろいろ貼られたり固定されたり。準備が整ったところで先生が登場して、肩をポンと叩いて「よろしくお願いします」とのこと。「(こういうスキンシップ、なんか大事とされてるんやろな)おねしゃす」と返事。いざ開始です。

麻酔

 まず「軽い全身麻酔」をするということで点滴に何かを追加。あらがってみたい気持ちも少しありましたが、万が一本当にあらがえてしまったら困るので身を委ねてました。するとすぐに効いてきて、深めに酔ったときみたいにどよんとして眠たい感じに(もちろん小学四年生なので酔ったことなどありませんが)。意識は全然あるし寝落ちもしないし話もできますが、とにかく全体的に感覚が鈍って重いんです。その後お尻に局所麻酔の注射。これは少しチクっとする程度。その後はまじで無痛。「いつになったら切るんや?」と思ってるうちに「はい終了」という声が聞こえてきました。麻酔すげぇ。こんなに何も感じないうちに、サブアヌスからメインアヌスにゴム紐を通すというアクロバティックなことをされていたとは。「完全に局所麻酔した状態で指を切り落としていく」という無痛だけどかなり怖い拷問を思いつきました。

 こうして無事に3つ目のピアス開通です。左耳たぶ、右耳たぶ、そしてアナル(韻を踏んでいます)。

術後

 引き続き何かしら点滴したりしつつ、麻酔が切れて安定するまでベッドで安静にして待機。その待機中にこのブログを書き進め、帰宅後即体裁を整えて投稿しているのでこれは謎にごりごりの速報記事です。

 術後1時間ほどして落ち着いてから先生の所へ行って今後の説明を受けました。何回かゴム紐の締め直しをするらしい。僕の”距離”だと早くて2か月ほどで取れるそうな。そして今どういうことになっているのか写真を見せられたんですが、驚きました。みなさんは「ゴム紐」と聞いてどういうのを想像していましたか? 実際通されていたのは「ごつい方の輪ゴム」でした。あのきしめんみたいな形をした「ごつい方の輪ゴム」です。色もあの色です。まさかあいつだとは。

 おわりに

 人類が二足歩行に進化して、心臓とお尻の距離が遠くなった結果、血流が悪くなって痔が発生したそうです(もらったハンドブックに書いてあった)。座りっぱなしとかで血流が悪くなると痔のリスクが高まるので、特に自粛期間はみなさんお気をつけて。

 手術費用、締めて47000円!!だっっるいっ!!!

 
youtu.be

youtu.be

むるです。

 

人はみな自分の中に龍を飼っています。

 

ぼくは気持ちが昂ぶると論破龍〈ディスカッション・ドラゴン〉になることがあります。論破と書いてディスカッションと読むのは、議論をしようとしているように見えてその目的が論破であることを見破られて当てこすられています。モラハラ彼氏っぽいですね。最近は龍が出てこないでおとなしくしています。二度と出てくるなよ。

 

たけは正論龍〈ロジカル・ドラゴン〉になることがあります。相手が求めてもいないのに、「建設的な意見」で相手を理屈で詰めて泣かせてしまいます。「作品はよりよい方がよい」という規範や相手の向上心につけ込んでいきます。相手が泣いてる時点で建設的も何もないのでは。モラハラ彼氏っぽいですね。

 

自分の龍の中と向き合っていきましょうね。

 

海 -あとがき-

ざわです.

 

昔,誰かに「負の数は想像上の数字に過ぎない」と言われたのが引っ掛かったのがきっかけで,書いてみました.負の数が当たり前になった世界です.コンセプトは負の世界裏コンセプトは,ネガティブとポジティブです.なのですが,あんまり上手に広げられなかった.テッドチャンの物理などの概念を人の情感に結び付ける能力はさすがだな.

 

あなたの人生の物語

あなたの人生の物語

 

 

 

息吹

息吹

 

 

海というタイトルは「ディラックの海」という概念から持ってきました.今回僕の考えた世界はディラックの海の概念と似ていました.ディラックは電子というものが海に空いた気泡なようなものと考えたようです.後にこの考えは否定されますが.「この考えは間違っていたけど,天才にしかできない間違いだ.」みたいな感じでと下記の本に書かれていました.おんなじ概念にたどり着いたので俺のことも褒めてほしい.

 

光の場、電子の海―量子場理論への道 (新潮選書)

光の場、電子の海―量子場理論への道 (新潮選書)

  • 作者:吉田 伸夫
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: 単行本
 

 この本は量子力学の歴史を人物伝を交えながら書いており,面白いです.また量子力学の概念を分かりやすく書いてあり,勉強にもなります.おすすめです.