イタリアンアルティメットダークネス日記

おませな小学四年生たちが綴るわいわいブログ

たけの大喜利修行 その2 初戦の結果

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GERA放送局「ママタルトのラジオまーちゃん」#30の放送があった。いよいよ「ガチの大喜利 シーズン3」開幕である。

コーナーのタイトルコールでこんなにぞくぞくしたのは初めてである。これがメールを送るということか...。

 

結果、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読まれませんでしたー。

 

くっっ...

 

 実際に採用されていた回答を紹介したいところだけれど、ラジオの文字起こしという情緒ぶち壊し行為になってしまうので遠慮しておく。

  すでに心が折れそうであるが、最初からそううまくいくはずもないと自分を励ます。どうにかチェアマン檜原に刺さる回答を一つでも絞り出したい。採用されていた回答を聞いていると、今よりあと2段くらい上の回答を出さないといけないと痛感した。

 

今回採用の可能性があると思っていた回答は以下の通り。

#30のお題「すごい優しい子が11人集まったサッカーチーム。どんなの?」

回答1:フリーキックに対して壁を作るとき、それぞれ隣の子の股間を守りあっている

回答6:PK戦は残酷すぎるので、PK戦にもつれこむと降参する

 

前回の記事に

やさしいといってもあくまでサッカーをしているので、敵チームに負けを譲るようタイプのやさしさは違うと考えた。

と書いたが、この方向でばっちりの回答が採用されていて感心した。

 

あと「少林サッカー」に絡めた回答が採用されていたが、そういう引用は檜原チェアマンは大好きなので、そういう発想の仕方も大事なのだなと思った。漫画以外にもアンテナを広げておく必要がある。

 

 あとボスが大喜利のコツを解説している動画があったので勉強のために見た。

www.youtube.com

「大根」「牛」「チョコ」を使うと優勝できるらしい。そういう三種の神器に頼ってしまうと「ガチの大喜利」でははじかれるだろうから、今後安易に使ってしまわないように気を付けたい。

 

佳作くらいには入っていたものがあったのか教えてほしくなる。

たけの大喜利修行 その1

 どうも、たけです。大喜利力を高めたい。

 

 以前も紹介したけれど、GERA放送局に「ママタルトのラジオ母ちゃん」という番組があり、かなり好きで初回から楽しく聞いている。M-1グランプリ準決勝には進出できなかったが、引き続き応援しております。

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 ママタルトのツッコミである檜原洋平は元ハガキ職人大喜利ガチ勢で、大喜利愛が強すぎて番組内で「ガチの大喜利」というストイックコーナーをやっている。彼のツイートでお題が出され、集まった回答の中から優秀作を10作ほど紹介する。読まれたら1通につき1ポイントが、その回のMVPに選ばれたら2ポイントが付与され、累計ポイント数で各シーズンの優勝者が決まる。初回以降どんどん投稿数は増え、毎週500~1000通ほどもの回答から10通ほどしか紹介されないガチっぷりである。

 この「ガチの大喜利」にはボケの大鶴肥満も匿名化したラジオネームで参戦しており、ポイントレースに参加している。シーズン2では大鶴肥満が2位に食い込む大健闘をした上に、1位の「こちらのレジへDJ」も実はプロの芸人だったことが後からわかるなど、大盛り上がりだった。

 

 そして、これからシーズン3が始まる。

 

 

 僕はこれまで聴く専門のラジオリスナーであり、日々はがき職人たちに感謝する一方だった。しかしそれだけでいいのか? 大喜利力を高めたい気持ちもあるし、ハガキを送る行為を含めてラジオを嗜んでみようということで、試しにシーズン3に参戦することにした。シーズンを通して一つでも紹介されたら上出来である。

 2本撮りなので、2週間に一度、2つのお題が出される。「おれの経験ではな、締め切り近い方がな、逆に送れるねん」という檜原洋平の考えのもと、お題が出された翌日の24時が締め切りだったりするので考える時間はあまりないが、できれば毎回最低でも5通ずつ以上は投稿したいと思っている(ガチのハガキ職人は10通以上送って一つ読まれるかどうか、みたいな戦いをしている)。

  そしてこのブログではシーズン3での戦いの試行錯誤を記録していこうと思う。大喜利分析と、結果報告みたいな感じである。送った回答は全て記す。

 

では、さっそく。

 

#30のお題「すごい優しい子が11人集まったサッカーチーム。どんなの?」

 

回答1:フリーキックに対して壁を作るとき、それぞれ隣の子の股間を守りあっている

 

回答2:キーパーの負担を減らそうと、常に10-0-0のフォーメーションをとってしまう

 

回答3:ゴールを決めた人は「10人にアシストされた」と思って感謝しているし、他の10人は「9人がアシストした」と思って感謝している

 

回答4:練習前に白線を引いておく役を率先して担おうとしあった結果、練習開始の3時間前には全員そろって白線も引き終わっている

 

回答5:試合がPK戦までもつれ込むと駒野のことを思い出し、これ以上誰も傷つかせないために降参する

 

回答6:PK戦は残酷すぎるので、PK戦にもつれこむと降参する

 

【 感想 】

 むずかしかった。「こんな○○はイヤだ」系と違って「優しい」というプラスのことでおもしろくしないといけない。「11人の優しさが空回りして『いやだ』になる」よりも、「11人の優しさがうまく噛み合った先の優しい世界が滑稽」の方が正しいのではないかと思った。思いついた中では回答1だけそれを達成できていて、この回答にはわりと自信がある。ビジュアルを想像してみてほしい。今回はこれで勝負。

 次に、やさしいといってもあくまでサッカーをしているので、敵チームに負けを譲るようタイプのやさしさは違うと考えた。その結果、逆に回答5が生まれた。普段から「PK戦って残酷すぎるやろ」と思っていたので、「いくら勝負と言ってもPK戦はさすがに...」みたいな感覚に共感してもらえたらワンチャンあるかなと。あとは「駒野」がおもしろワードになってくれればラッキー。

 そして一通りメールを送り終わった後、回答5に対して「もう少し直接的な言い回しの方がいいのか??」と不安になり回答6を追加で送った。はがき職人的にこういうのはありなのか??自分の回答どうしで「かぶった」ことになってつぶし合わなければいいが...。例えば「AとかBみたいに」と「BとかAみたいに」のどちらがよりおもしろいか悩んだときに、はがき職人は両方出すという選択をすることができる。そんなチキンプレーは許されているのだろうか...? 次からはもう少し吟味してちゃんと一つに絞ってから出そう。

  回答2~4はいいとは思っていないけれど、とりあえず数を打たないことには土俵に上がれないので出しました。

 


#31のお題 こんなスイミングスクールはイヤだ。どんなの?

 

回答1:床が透明になっていて、床下から泳ぎを見たコーチが床ごしに文字で指導してくる

 

回答2:最初にドルフィンキックを教えていて、次に教えるバタ足のことを「裂けドルフィンキック」と呼んでいる

 

回答3:保護者が観覧するためのガラスの壁が、バキで柳龍光を閉じ込めていたのと同じロケット砲も跳ね返す代物になっていて、何を恐れる必要があるのかと不安になる

 

回答4:生徒の体積を考慮して最小限だけ水を入れているので、欠席者が多い日は水深が浅い

 

回答5:伸び悩んでる生徒には"レーザー・レーサー"の着用を勧めてくる

 

回答6:ビート板がない代わりに"シャチのやつ"がたくさんあるので、みんな"シャチのやつ"でバタ足の練習をしている

 

回答7:授業のほとんどがプールの底に沈めたカラフルな石を集めるゲームなので泳ぎはあまり上達しないが、拾った石に「進級マーク」が付いていれば進級させてもらえる

 

回答8:一通り泳げるようになりたいだけなのに、毎回腕立て伏せとかスクワットとかからやらされる

 

回答9:コーチが使っている"吸水性がすごいタオル"がバスタオルくらいでかいので一日の最後にしか絞っていない

 

回答10:17.68メートル×17.68メートルのプールしかないので、対角線上を泳がないと25メートル取れない

 

回答11:25メートル2レーンのプールが二つクロスした十字型のプールになっていて、交差点で信号待ちが発生する

 

回答12:博多ラーメンは油膜のおかげでスープが冷めにくいと聞いてから、温水プールマー油を浮かべて電気代を抑えている

 

回答13:更衣室がない代わりに高額で巻きタオルを販売している

 

回答14:ルービックキューブと同じシステムでタイムを計測するので、ゴールするときは必ず壁を両手でタッチしないといけない

 

 

【 感想 】

 自分がサッカー経験はないがスイミングスクールには通っていたためか、こっちのお題の方が考えやすかった。気を付けないといけないのは、あくまで「スイミングスクール」について答えるべきお題なので、「こんなプールはイヤだ」になってはいけないことである。回答1~9は「こんなスイミングスクールはいやだ」だが、回答10~13は「こんなプールはいやだ」だし、回答14になるとプールはあまり関係ない(「ルービックキューブと同じシステムでタイムを計測」は他でも使えそう)。

 回答3は、保護者が見れるようにガラス張りの壁があるのがスイミングスクールあるあるなのでそれに絡めて何か言いたいというのと、最近バキを読んだのでバキ例えを使いたくなった結果のもの。ただし、この番組において漫画ネタは慎重に出さないといけない。基本的にママタルトは漫画喩えが大好きで、トーク中にも頻出する。好きすぎるがゆえに、ガチの大喜利コーナーでは選びすぎないように自主規制をかけている。自主規制の反動で一度「漫画例えツッコミ」で募集した回があるくらいである。今回は14個も送るので一つくらい入れてみようということで入れてみた。

 回答7は学校のプールでのあるあるのはずである「宝探しゲーム」が響くことを願って。「学校のプール」や「レジャープール」のあるあるを持ち込む作戦はありだと思った。「流れるプール」とか「ウォータースライダー」とかを使った回答もできたかも。回答6はその感じか。

 回答9は水泳ちゃんとやってる人が持ってる吸水力えぐくて簡単に絞れるあのタオル(「セームタオル」というらしい)に抱く憧れみたいな感情に共感が得られればと願って(こんなお題を出すくらいだから檜原氏もスイミングスクールに通ってたはず...)。回答8はスイミングスクールで基礎トレをするイメージがないのでおもしろいかなと思った。少年野球とか少年サッカーで腕立て伏せしててもおかしくないけど、スイミングスクールやとおかしい。

 これらの中で自信高めのは回答1、4、5、8だけれど、サッカーの方の回答1ほどビシっと決まったのはない印象。一番お気に入りは回答4かも。僕は不条理な笑いは取れないタイプで条理に頼ることになるので、「過剰な節約方法」みたいなルートで考えて回答4とか12を思いた。

 

 念には念を、で、エゴサがここまで到達する可能性もなくはないとして、収録後で公開前のタイミングでこの記事を公開したつもり。ガチの大喜利なので。また結果が出たら随時報告していきます。

キングオブコント2020感想 ~空気階段LOVE~

 どうも、たけです。少し遅れ気味ですが、しみじみ「キングオブコントよかったなぁ」みたいな気持ちがチャージされてきたので書きます。

 一番応援したのは空気階段、一番面白かったのはニューヨークの二本目、ジャルジャルの優勝には文句なし、という印象。空気階段の二本目が見れて本当に良かった。審査員の面子に不満はあるが、いつも結果を見ると納得できるので複雑な気分である。

 

滝音

 審査員の「最初を超えるおもしろさが後半無かった」てきな評価は印象的だった。そういうことなんやなぁ。

GAG

 松本人志の「テグスを使うのが嫌い」という評価が印象的だった。M-12019でのニューヨークに対する「笑いながら突っ込むのが好きじゃない」に次ぐ「仕方なさすぎる評価」である。でもこれはなんだか深い。コントだから音響や照明など外部からの演出があるの当たり前なのだけれど、物理的にテグスで操作するというのは第三者の存在が見えるすぎる感じがするなと思った。

 セットをどのくらいリアルにするかとか、パイプ椅子だけで表現するとか、そいう舞台演出的な美学みたいなものはあると思うが、「スタッフがテグスを引く」というのはそういう意味では一線を越えていたのかもしれない。

 

日本の社長

 おもしろかった。それ以上にHY「AM11:00」が懐かしすぎた印象が強い。ラップパートの入るタイミングとか、完璧すぎる選曲だった。

 

空気階段1本目

 ラジオが良すぎて大好きな二人、かなり応援していた。一本目はわりとキャラを押し出しつつ、伏線回収的なことをちゃんとやった技巧的な部分のバランスで良かったように思う。1本目の時点ではそこまで爪痕は感じなかった。

 

ジャルジャル1本目

 おもしろかったけど、そこまでの爆発は感じなかった。ジャルジャルっぽいなぁという印象。好みの問題です。

 

空気階段二本目

 最高だった。空気階段はラジオでも「サラリーマンじゃない人にインタビュー」みたいなコーナーをやっていたり、そういう人たちへの愛がある。そもそも鈴木モグラがそういう人間である。そういうバックグラウンドに裏付けされた愛が伴って、人(ニン)がはまった良コントだったと思う。水川かたまりが何故くず芸人鈴木モグラと組んでいるのか、その解を示されたコントだったようにも思う。鈴木モグラは愛される。かが屋のいいところに空気階段の個性をハイブリッドしたようなコントだったように思う。そう思うと去年の決勝のネタはそこまで人(ニン)がいかされてなかったな。

 ある意味ではボケてないというか、そういう世界観の中でただ成就していった恋愛ドキュメンタリーを見せただけとも言えるが、そこは鈴木もぐらの適性がハマりすぎてある種の感動を視聴者に与えたように思う。

 あとラジオでも言っていたが、水川かたまりの女装に気合入りすぎ。マドンナ感があった方がおもしろいネタなので女装をしっかりするのは正解なのだろうな。今後空海階段が大衆に受け入れられていく流れとして、女装のクオリティで評価されるのは悪くないと思う。

 空気階段のラジオは去年のキングオブコントで面白かったのを機に聞き始めたが、この度1年前以前の聞いてなかった分を初回から全て遡って聞き始めた。最高。これについてはまた後日書こうと思う。

 

ニューヨーク2本目

 おもしろすぎた。あとから振り返ってかみしめる程、よりおもしろく感じていく本当にいいコントだったと思う。まさしく緊張と緩和というか、ヤクザ的な世界の緊張感と、髪型が微妙というしょーもなさのバランス。それが本当によかった。王道っちゃ王道だけどよくこんなん思いつくなぁという。紙に書いて説明しますて。

 下記動画の中で裏話が語られているが、ドリルがちゃんと回るようにしたとか、火薬使ってみたかったとか、そいういうある種無邪気なコント好きさみたいなのもポップさに表れていたと思う。

youtu.be

 

ジャルジャル二本目

 ジャルジャルらしいなぁという印象はあったが、そこまではまらなかった。単純な馬鹿らしさというか面白さがあったが、技巧的かというと何とも。M-1などではある種技巧というか仕掛けで魅せてきたジャルジャルが、毎日更新でアホほどネタをやってきた中でこれを選んだということには味があるなぁとしみじみ思った。

 

 結果、ハナコかまいたちが優勝した時ほどの圧倒的な爆発はなかったものの、それぞれの組がいい味を出していていい大会だったと思う。芸人の皆さん、ありがとう。

髭の伸びる速さ

 どうも、たけです。年を取ることにネガティブな感情しかない。

 

 髭が伸びるのが日に日に速くなっていくように感じる。これは実際に伸びるのが速くなっているのか、それとも一日一日の濃度が薄くなることによって相対的に髭が伸びるのを速く感じているのか。

 

 髭のみで済むだけずいぶんマシではあるが、一日経つと十分目立つレベルで髭が生えてくるのは実に面倒である。総合して考えると永久脱毛などしておいた方がプラスなのではと考えもするが、髭の伸び具合(放置具合)は自分の生活の乱れの程度を反映してくれるわけで、その乱れの程度には味がある点では好意的に捉えている。

 

 一方で、最近「いつのまにこんなに伸びてたのか」という風に感じることが増えてきた。おそらく一つの要因として、鏡を見る頻度が減っているのだと思う。それと最近になって体重も人生最大を更新し続けている。これまでは何も気にせず過ごしていれば一定の体重に維持されていたのに。ついに老い始める領域に入り始めたのだと思う。生きてる分には、自分はもうそういうフェーズに入ったのだということと向き合いながらやっていくことになる。どうしたものか。

さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ

 どうも、たけです。

 以前聞いているラジオ番組をまとめたが、それ以降に聞き始めた、さらば青春の光の番組「さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ」がめちゃくちゃおもしろい。TBSラジオクラウドで過去回が全て聞けるので、一気に聞き返して追いついた。良さを書いていく。

 

タイトル

 まずこの変なタイトル「Taダ、Baカ、Saワギ」というのは半ば悪ノリでつけられた名前なのだが、実際に二人がバカ騒ぎしている様子がとても楽しい(僕がそういうパーソナリティががやがや楽しんでいるラジオが好きというのもある)。

 

第1期

 最初は夕方の15分番組として始まったのだが、後に深夜の30分番組に変更され、そこから深夜向きの二人の本領が発揮され始めて爆発的におもしろくなった。

 #1で募集が開催された「東ブクロの嫁決定戦」というコーナーが早くも#2で実行され、二人の女性リスナーが東ブクロの嫁の座を巡ってクイズ対決をした。この二人のリスナー”白くまきなこ”(東ブクロのセフレになりたい)と”坂口ケンタウロス”(声がめっちゃかわいい)が共に強い人材で、この二人を引き当てたことで番組は過剰ともいえるロケットスタートとなった。この後もこの二人は活躍しまくることになる(他番組中にも流れる番組紹介のナレーションも坂口ケンタウロスが読んでいる)。

 そしてその流れのままに、#10にしてこの「東ブクロの嫁決定戦」が爆発する。これはまさしく神回のミラクルラジオだった。フリースタイルダンジョンでいうと、白くまきなこと坂口ケンタウロスが登場した#2が焚巻vs般若回で、爆発した#10が晋平太参戦回である。#10は実質的に最終回かと見まがうほどのクライマックスなおもしろさだった。この#10までを勝手に「第1期」とする。

 

第2期

 #10がすごすぎて、この番組はその後数回に渡ってその余韻を引きずることになる。そこから徐々に立ち直ってきて、継続可能なおもしろさを獲得してきたのが最近である。最近は普通のコーナーを普通にこなせるようになり、たまに刺激も入れつつ、程よい塩梅の安定した番組になってきた。それでも二人が無邪気にはしゃいでる様子は聞いていて楽しいし、おもしろい。

 僕はむしろゴシップは嫌いなつもりというか、下品なゲスさは嫌いな方であるが、この二人のノリはゲスさを通り越してある種の爽やかさすらある。ねちょねちょした感じがないのでエンタメとして楽しめる。

 

 そんな、オススメ番組です。

 夕方時代は別に聞かなくても、という感じ。歴史の起点としての深夜#2と、爆発会としての深夜#10は必聴です。

あだち充コンプレックス

あだち充の漫画は最高である。

流れがあったのであだち充の「ラフ」を読み直した。良すぎて、現実を直視しにくくなった。

 

 もともと年上のいとこ(飄々としていて憧れていた)が持っていて、小学生くらいの時に「ラフ」や「タッチ」を読んだ。当時の記憶はあまりないが、とても好きだったし、高校生になったらこんな感じなのかな、みたいなあわい憧れを抱いていた。今思えば実際高校生のときはそれなりに甘酸っぱい思いを経験したと思う(あれが人生のピークだったのか??)。

 その後大学生になってからも「クロスゲーム」や「H2」を読んで、良すぎてあだち充のことはずっと好きだったし、ああいう世界への憧れみたいなものはずっとあったように思う。うまいこと言い合うみたいな。各話のタイトルがその話中のいい感じのセリフから引用されるみたいな。みんな優しい感じみたいな。

 そして昨日久しぶりに「ラフ」を読みなおして、「この世界は10年前の年齢なのかよ」と、食らった。あれが理想の世界だとすると、もう自分はそれを得られない世界線を生きていることになる。

 

これがあだち充コンプレックス。

「ラフ」はあだち充にしては野球じゃないけれど、短くて読み切りやすいので入門にはオススメです。がっつりなら「H2」。

多様性の肯定/共存とゾーニング/ブロック

下記ブログを見かけていくつか思うことがあった。

 

 僕は差別主義者を排斥することも差別だと思っているし、そういうのも包括して多様性を肯定しないことには多様性を肯定することにはならないと思っている。価値観なんていくらでも塗り替わるし、異なる価値観たちは相対的に対等であり、ある特定の価値観の格を否定することは多様性の否定である(「社会や自分にとって都合が悪い」てきなことは言える)。なので、上記の記事が言うところの「気に入らない人を排除し、心地良い意見の人だけの小さな箱に篭ろうとするリベラルを称する人達」がリベラルを称することに対する違和感もわかるっちゃわかる。

 

 一方で、多様な人たちがそれぞれ幸せに過ごす方法を考えたとき、「ゾーニング」というのは非常に重要な手法だと思う。「お互いに視界に入るだけで不快な存在どうし」がお互い不快な思いをせずに共存するには棲み分けするしかない。「誰かに差別的言動を行うことで幸福を得られる人」と「差別的言動を受けたくない人」は別のテーブルに着いた方がいい。

 「そうやって不快に思うのが間違っているのだ」という発言は、そういうのを不快に思うという多様性の否定である。「殴ってくる人」と「殴られたくない人」は別の空間で過ごすべきだし、「殴ってくる人」と「殴られたい人」は一緒に過ごしていい。

 SNSで不快な意見をブロックすることは多様な人々が共存するための実践的な手段としては実に有効で、現実的である。「多様性の共存」を目指す人がブロックしまくるのは別に筋は通っていると思う(記事で言及されている人たちがそうなのかは知らない)。

 

 「みんながある方向に(偏った)成長をして多様性を受け入れて共存する世界」を目指すというよりは、「みんなが生まれたままで楽に共存できる世界」の方を僕は理想視しているのかもしれない。